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2007.08.28
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カテゴリ:本、読書
あの日からもう3年かー。

3年前僕は父親からお母さんの命は1ヶ月と告げられた。

頭が真っ白になった。自然と涙がこぼれてきた。

後1ヶ月何をすればいいんだろう。お母さんの為に。

涙をふいて、そのことばかり考えていた。

お母さんが病院のベットで寝ている間ずっとお母さんの手を握っていた。

「大丈夫だよお母さん。きっと治るから」

そんなうそを毎日つくことが僕にはつらかった。

お母さんが僕が小学生の頃お弁当を忘れるといつも自転車で学校まで来てくれて、

学校の靴箱にお弁当を入れてくれていた。

そんな元気だったお母さんが今はやせ衰えている。

お母さんの前で涙なんて見せれない。

僕の出来ることは昔お母さんの温かい手で僕の手を握って公園に連れて行ってくれたことを、

今僕がベットの前で

「頑張ってお母さん」

と手を握って励ます事しか出来なかった。

自分の無力さを痛感した。

そして以前から店を出す事が今月の25日に決まっていた。

そして、オープンの日店は快調にお客さんが入った。

「お母さん、僕は今頑張ってるよ」

そして、昼休みも取らず働いていた。

一本の電話が父親から入った。

「お母さんもうダメなんだ。今危篤状態なんだ」

店は23時まで、従業員だけでオープンの日を任せる事は出来ない。

涙をこらえ働いた。

そして、23時になりレジ締めを従業員に任せ、タクシーを飛ばして病院に向かった。

そして病院に着くと、そこには冷たくなったお母さんがいた。

「お母さん」

僕は泣き叫んだ。

最後にお母さんを励ましてあげる事が出来なかった。

それから3年たった今

お母さんに謝っても謝りきれない日

あの日が明日やってくる。

この秋、お母さんがしてくれた事そんな事が頭の中でいっぱいになる。

毎年、この日は涙が止まらない。

「ごめんね。お母さん」

お母さんはこの店が繁盛する事をきっと願っているはずだと言い聞かせた。

だから、一生懸命働くんだ。

「お母さん、僕は今がんばってるよ」

天国でお母さんが

「頑張れ」

と言ってるかのように、僕はお母さんが願っていた店を守るために働く。

涙を拭いて

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© 2007 Shibata Agisa.





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最終更新日  2019.02.18 11:50:57
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