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カテゴリ:物語、童話、詩
おさむは、お父さんに
「お年寄りは厄介者なのかなあ」 と言いました。 お父さんは 「もし、おさむが犬の糞を踏んで、一生犬の糞ってあだ名付けられたらどうだい?」 と尋ねました。 「そんなの嫌だ」 とおさむは言いました。 お父さんは、続けて言いました。 「だから、お年寄りも厄介者なんて言っちゃーいけないんなんだ」 お父さんは 「自分たちもいずれはみんな老いていく、 だから自分が老いた時の為にお年寄りをお手本にしないといけないんだ。 お年寄りの方もお手本になろうと思って一生懸命、勉強したり、 子供の為に何か役に立ちたいと思ってボランティアなんかを探してるんだ。 何か社会に役に立てるものはないかってね。 そうやって、身をもって教えたくれているご老人は沢山いるんだ。 だからこんな言葉を使っちゃいけないんだ。 おさむも一生懸命やっていたり、 こんなに痛いのにこんなに苦しいのに我慢して何も言わない、 おじいちゃん、おばあちゃん格好いいと思わないかい?そしてかわいそうだと思わないかい?」 おさむは自分の至らなさに涙しました。 お父さんは 「おさむ、涙をふいて!」 そして、お父さんはおさむの頭をなで、二人仲良く帰って行きました。 人気ブログランキングへお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.01 23:57:41
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