HonoBono   ほのぼの絵本あそび

2010/09/23(木)06:42

最近読んだ本。

小説・雑誌の話(20)

ここ数日暑さが戻ってきて汗ダラッダラの私。 おーーい、秋はどこいったの?? 秋らしさが少ないけれど、でも気分は夏は終わって秋真っ只中なので(笑) 『読書の秋』ということで 今日は最近読んだ本をご紹介します。 またまた東野圭吾さん本です。 ホントいつも東野さんの本ばかり紹介してスミマセーン(人ωこの本のレビューを見る 早くに妻を亡くして、娘を男手一つで育てている主人公の長峰重樹。 そんな大切な一人娘をある日突然事件で、しかも蹂躪後の遺棄という 親としてはこの上ない酷い状態で殺害されてしまう。 絶望に打ちひしがれた長峰は、未成年というだけで少年法によって保護される犯人を この手で復讐しようと動き出すことに。 前に紹介した「赤い指」同様、こちらもかなり重たいテーマです。 (赤い指を紹介した日記はコチラから) なぜ罪を犯した者を少年法によって守らなければならないのか、 未成年というだけで、なぜ罰則が軽減されるのか。 大切な人を奪われた者は、なぜ犯人に復讐をしてはいけないのか。 ものすごく考えさせられます。 もし、自分の子ども、家族が殺されるようなことがあったなら 私も長峰と同じように犯人を自分の手で裁きたい いや、殺してしまいたいときっと考えると思います。 でも、それは社会としては許されない行為。 もし復讐をすると今度は自分が犯罪者となり、そしてその被害者には家族がいるのだから その家族がまた悲しい思いをし・・・。 と、堂々巡りのようになってしまう。 だけど、自分の大切な人の命が奪われたのならば、その犯人を生かしてはおけない ましてや社会復帰、更生なんて望んでいないと誰もが思うはずです。 法律とは誰のためにあるものなのか、誰を守るためのものなのか・・・ 深く重い、だけどとても重要なテーマだと思います。 この小説を読んで年齢に関係なくこういった事に関心を持つこと それが大事なのではないかと思いました。 テーマは重たく暗い感じだけれど、さすが東野圭吾さんというべく ものすごく読みやすくて最後まで一気に読めますよ! 寺尾聰さん主演で映画化されてたー。 お次はコチラ↓ >この本のレビューを見る 母親を亡くし、唯一の家族である兄が 自分の大学入学のために 強盗殺人を犯してしまう。 ある日突然、犯罪加害者の家族となってしまった弟・直貴の苦悩を描いたストーリー。 コチラは、先ほどの「さまよう刃」とは打って変わって 犯罪の加害者家族側にたったお話。 犯罪を犯した加害者の家族であるけれど、 自分もそのために人生を狂わされた被害者でもある。 自分は幸せになってはいけないのか、罪を償うとはどうすることなのか、 そして切っても切れない縁の兄とは、どのように付き合うべきなのか・・・。 どれもコレという正解がないものだけど、 そんな中、途中出てくる直貴の就職先の社長の言葉は まさに「その通り!」と思えるものでした。 社長はこのストーリーのキーパーソンだろうなぁ。 コチラも山田孝之さん、玉山鉄二さんコンビで映画化されてたヨ。 >この本のレビューを見る 東野圭吾さんのデビュー作であるコチラ。 私が今まで読んだ東野圭吾さんの作品の中で、 唯一途中で犯人がわかっちゃった作品です。 高校の部室で起こった密室殺人は、他の作品と比べると軽めのストーリー展開だけど まずまず楽しめますよ! 最後は東野圭吾さんらしいおぉ!というラストです。 キニナル本。 ポチッとヨロシクお願いします♪ ほのぼの絵本あそび

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