546207 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

~ Only Human ~ 私の腎移植物語

PR

プロフィール


☆えいちょん☆

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2020.07
2020.06
2020.05
2020.04
2020.03
2020.02
2020.01

お気に入りブログ

鯖の嫌いな夫に、鯖… New! むっこchanさん

子供用手回しミシン… New! ぷりちょいすさん

このあと放送「家、… New! つる 2'26さん

雪ノ下でかき氷 *♪kun♪*さん

深夜ぶろぐ便 長七7614さん

コメント新着

えいちょん@ 温泉大好きさんへ 温泉大好きさん、メッセージありがとうご…
温泉大好き@ Re:みなさまへ(07/04) 初めまして 私もえいちょんさんと同じく …
∞えいちゃん∞@ saeさんへ コメントありがとうございます。 返信の代…
sae@ Re:★ 糖尿病と移植医療 公開講座のご案内 ★(10/11) わたしも長く透析生活をしていたのですが…
sae@ Re:★ 糖尿病と移植医療 公開講座のご案内 ★(10/11) はじめまして、突然のメッセージ失礼しま…
☆えいちょん☆@ Re[1]:旅立ち(07/16) はじめましてさんへ そうですか! ではど…
はじめまして@ Re:旅立ち(07/16) 私は千葉東病院で膵腎同時移植手術を受け…
2007.09.19
XML
テーマ:心の病(7012)
カテゴリ:カテゴリ・その他

ブログ一周年と30000ヒットを祝ったのも、つかの間・・・。

 

ここのところずっとだるさが収まらず、この10日ほどは、まともに家事もできませんでした。

今日は最高につらくて、朝から身体に入れたものは朝のお薬と200ccのお水だけでした。

お昼頃にシーツを干していましたら、いきなり吐き気が来て、赤い物が混じった胃液を吐いていました。

いつもならたちまちパニックになるのに、今日は「食べてないからなぁ」って漠然とすましていた自分をなんだかおかしいと思いました。

いつもが気にしすぎとは言えないでもないのですが、私は「今日何してたんだろう」って考えると、ここ何日もまともに思考できない自分に思いあたりました。

そして、そう思うと、別に嬉しくもないけど悲しくもない、自分の心が自分の中にないような感覚に急に不安になったのです。

またくだらないことでと思われるかもしれないのを承知で、M先生に電話しました。

もう「なんだろう?」しかありませんでした。

 

M先生の声は、なぜか飲み屋のような喧噪の中に混じって聞こえて来ました。

その飲み屋の喧噪と思ったのは、その日の仕事を終えたナースやドクターの嬌声でした。

今の私には、遠く彼方に行ってしまった喧噪の中に、M先生はいるのでした。

これからみんなで一杯飲んで帰るのかな?

そんな世界に、私は怖くて入って行きたくなかった。

それでも、受話器が繋がっているのはM先生なのだからと思って、今の状態を話しました。

 

腎臓が悪くなっているわけではないって、今日一日お水を飲んでいないし、今は熱が38℃近くあるのだから、すべて正常とはいえないのかもしれません。

でも、私はもう未来の腎機能廃絶については考えないと誓ったから、それは怖くはありませんでした。

私自身がなんだか空っぽの空洞になっていることをうまく話せたかどうかはわかりません。

でも、M先生は「腎臓ではないんだろうね」と理解してくださり、そして先生自ら「心の方から来ているのでは?」とは絶対におっしゃいませんでした。

私は今まで経験しているPD(パニック障害)のような気分が上昇傾向になる感じよりも、なんだかもっと深い部分がシンと静まりかえったような不気味さがあることを伝えたかったのかも知れません。

でもちゃんと伝わったのかどうかは自信はありません。

電話の中の喧噪が、しっかりしたM先生の声を伴って、ゆらりゆらりと私の耳に入ってくる感じが、船で漂っているようでちょっとだけ幸せに感じました。

言葉では「そっちマジうるさい」なんて言っていましたが、M先生に孤独感の中から連れ出してもらったみたいで嬉しかったんです。

 

明日、精神科に行ってみます。

今まで何回か通った心療内科ではなく、精神科。

私は今自分がどうなっているのかは理解できないけれど、それでもM先生はそこで処方されるだろう「お薬の名前さえ教えてくれればいい」とおっしゃっていました。

 

私が移植したあと、こうしてがんばっていることを、M先生は「がんばるって何をがんばるの?」っておっしゃっていました。

たしかに何を私はがんばろうとしているのだろう?

透析は私にはがんばる対象ではありませんでした。

この一年は「何に対してがんばった一年だったのか?」と言われれば、たしかに何をがんばったのかよくわかりません。

私の移植の時は、ドナーの手術室に入ったM先生は大変だったそうです。

主人の腹部はメタボリックの一歩手前+私とのクロスマッチでリンパ球のB抗体に陽性反応があったそうで、私の身体にできるだけ抗体を持ち込ませないために何時間もかかって、ドナー腎をトリミング(ドナー腎に貼り付いた内臓脂肪を剥離すること)したそうです。

それも想像してみれば、多分、血管を繋いだまま、まだ主人の血液が流れている状態でのトリミングだったのでしょうから、頭が下がります。

私たち夫婦に対して、いろんなことを真摯に取り組んでくださったM先生。

だからこそ、その移植腎の未来と、私の移植に対するすべてのことは、あとはもう時間が解決するんだということを思い知った時、私は寂しいと思う心に変に決別しようとして失敗したのかもしれません。

今は少しでも気分を上向きにするために、お薬を使うことがいちばん良いのでしょう。

 

そう納得して、M先生のいる喧噪からそっと抜け出した私です。

次の外来は、来週の木曜日。

少しでも明るい顔で、検査結果を聞きに行けるようにがんばります。







最終更新日  2007.09.19 21:35:21
コメント(4) | コメントを書く



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.