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呪怨
こんな映画を観た。 以下の文章は雑誌「モコス」に発表したものです。 今、東京で話題になっている1本の映画予告篇があります。楽しいデート気分で映画館にやってきたカップルを、恐怖のどん底に叩き落とすその話題の予告篇のタイトルは、「呪怨」。なんと禍々しいタイトルなのでしょう。「のろい」と「うらみ」で「じゅおん」ですよ!ひぇぇぇぇぇ!! 業界のあらゆるコネを使って、秘密の完成試写会に潜入して参りましたッ! 老人介護のボランティアで郊外の一軒家を訪れた女子大生・理佳(奥菜恵)が見た「黒い影」。ふと振り返ると立っている白い顔の子供・・・・・、やがてそれらは仁美(伊東美咲)など関わりのある者を次々と底なしの「呪怨世界」へと引き摺り込んでいくことに・・・・・・。ひぇぇぇぇぇ!! そもそもこの「呪怨」は、1999年にオリジナルビデオ版の2本の作品「呪怨」「呪怨2」としてリリースされ、そのあまりの怖さにインターネットや口コミでカルト的人気となっていた作品。今回、ビデオ版と同じ清水崇監督による「映画版」としてリメイクされました。予算も増えたが「恐怖度」も倍増です。 何が怖いと言ってこの作品は、「劇場映画」だということが怖いです。当たり前のことだけど、映画は真っ暗な中で上映されるのです。ビデオの場合、「怖かったら途中でビデオ止めちゃえばいいもんねー。部屋も明るくすればいいもんねー。」という余裕が、観る方にもあります。ところが映画は、途中で止められない。劇場の暗闇の中で「呪怨世界」の恐怖を、登場人物と同じように観客も体験させられてしまう訳。この映画は、まさに90分の「呪怨体験絶叫マシーン」なのです。ひぇぇぇぇぇ!! 「一軒家」「押入れ」「子供」「黒猫」「シャワー」「布団」「監視カメラ」「窓ガラス」などなど、我々が日常接しているアイテムを通じて恐怖がもたらされるという映画的演出も、かなりいやーな感じ!人間は暗闇に本能的に恐怖を感じますが、その暗闇に「なにかがいる感じ」をみごとに描いた作品です。 「リング」のアメリカ版「ザ・リング」が大ヒットして、中田秀夫監督の「女優霊」や黒沢清監督の「CURE」など日本のホラー映画のリメイク権が、ハリウッドの有力プロデューサーによって、次々と獲得されています。この「呪怨」もすでにリメイク権が売れているそうで、数年後にはハリウッド版「呪怨」が、全世界を「呪怨世界」に巻き込むことになるでしょう。ひぇぇぇぇぇ!! まずは、公式サイトでその話題の予告編を体験してみた下さい。でもそれであなたが呪われても師範代は責任持ちませんが・・・・・・。 この作品は、新春に東京で公開、その後全国公開の予定です。 エイガドージョー・ドットコム ゴジラ×メカゴジラ こんな映画を観た。 シリーズ26作目。過去3度ゴジラと対戦したメカゴジラが再登場。今回は、シリーズ1作目で骨となったゴジラをサイボーグ化した「エヴァンゲリオン型ゴジラ」とでも言うべきメカゴジラ。 監督は「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」に続いて2回目のゴジラ担当となる手塚昌明。 対特殊生物防衛専門の「特生自衛隊」のパイロット家城茜(釈由美子)を主人公になかなかハードな物語が進行。 これだけの内容を盛り込んでを90分を切る上映時間は立派です。とてもスピード感あるゴジラ作品に仕上がりました。プロの仕事です。 エイガドージョー・ドットコム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年10月12日 14時55分17秒
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