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こんな映画を観た。
渋谷パンテオンの先行ナイトに出かけた。意外と客が少ないのにビックリ! 19世紀初頭のニューヨークを舞台にアメリカ生まれの組「ネイティブ・アメリカンズ」(リーダーはダニエル・ディ・ルイス)とアイルランド移民の組「デッド・ラビッツ」の争いを描いております。 父親を殺されたアムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)の復讐劇という形をとってはいるけれど、監督マーティン・スコセッシの狙いはアメリカ創国の叙事詩! スピード感と重厚さをミックスしたスコセッシらしい作品ではありますが、惜しむらくは編集に時間をかけすぎたためか、全体の映画的スピードがギクシャクして、かなり理解に苦しむ語り口になっています。 本当は4時間ぐらいあったものを、無理して2時間40分の尺に収めたと言う感じ。デカプリオの恋愛劇はまった付け足し。ダニエル・ディ・ルイスとの男の勝負に絞って作れば もっと泣ける作品になったはず。 「9.11」の影響で警官や消防士が不正を行うシーンを大幅にカットしているらしいが、そのためにギャングが台頭しなければならなかった理由が希薄になってしまいました。残念!DVDでは是非ノーカット版をお願いしたい。 一番印象的なのはラスト・シーンです。アメリカがどんな成り立ちで「国家」となり、その象徴である「自由」や「正義」を手に入れたのか?スコセッシらしい描き方で見せてくれます。 エンドタイトルの「音」を聞き逃すな! 「タイタニック」のレオ様が大好きな観客には、かなり不評であるだろうことは予想されますが、この作品の美術とダニエル・ディ・ルイスの演技だけでも観る価値ありです。 観ている間に感じたのは、「アメリカ版仁義なき戦い」だなということ。広島弁で吹き替え版を作れば日本人にも良く分かるような・・・・・・。 「わしら、ネイティブスじゃけん。ここいらの縄張りは渡さんきのぉ!」 「おんどれこのナイフ喰らえェェェ」とか、リアルな感じがしません? エイガドージョー・ドットコム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年10月12日 21時14分58秒
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