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2006年04月06日
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こんな映画を観た。

「下妻物語」で日本映画界のド肝を抜いたCMディレクター中島哲也監督の最新作。
役者の気持ちなど考えず、自分のビジュアル・イメージを構築するために鬼のような演出をするという中島演出は、保守本流の映画業界の人からはあまり評判よろしくありませんでが、そんな強引さがなければ、こんな映画はつくれないだろうなぁとも思える怪作です。
現場で監督とかなりもめたという中谷美紀にとっては、結果的に最高の映画になったし、演技賞受賞の可能性も高いと言えます。
逆に言えば、役者の自意識に振り回される日本映画が多いのかもしれません。撮影の時間があまりに少ないので、演出が細かい演技にまで踏み込む余裕がないのが、現在の製作環境なのです。
最初から役者の演技に期待せず、細かいカット割りでキャラを造詣してゆくというテクニックは、日本のリミテッド・アニメで培われた伝統的手法。最近はこの手法で実写映画をつくる人が増えてきたような気がします。

原作では、松子の甥にあたる川尻笙(瑛太)が調べた松子の生涯が綴られていきますが、そこを強引にもミュージカル仕立てで見せてくれます。
ある意味、日本版「シカゴ」とでも言うべき作品。ダークなストーリーをポップに語るという中島監督らしい語り口です。
ハリウッド・ミュージカルへのオマージュは、映像のそこかしこに挿入されていますが、「オズの魔法使」を思わせるシーンが多かったのが印象的。

劇中では、昭和から平成の「歌」が重要なアイテムとして使用されていまして、ほとんどの曲がテレビの画面を通じて流されています。
テレビのCMを作ってきた中島監督らしい演出です。
「下妻」を観ていない人は、まず「下妻」を観てから劇場へ!

http://kiraware-matsuko.com/


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最終更新日  2006年05月30日 21時04分19秒

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