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2006年09月01日
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こんな映画を観た。

いよいよ明日公開の「グエムル 漢江の怪物」!!
もう何も言うことはない!ただ観るべし!観るべし!観るべし!
と言うしかない大傑作ですが、「グエムル応援団」の団長カジシンさんが、ラジオに出演したりして、孤軍奮闘、応援活動をされているのに感化されて、師範代もここに推薦文を発表するものであります。

実は、某新聞のレビュー用に書いたものですが、紙面の都合で掲載されなかった幻の原稿であります。


グエムル 漢江の怪物

 これは何年かに一度しか出会えないタイプの映画だ。先人のやった偉業に媚びず模倣せず、それを乗り越えようとする力強い意思を持った映画。思えば、映画史に残る傑作「市民ケーン」も「七人の侍」も、それまでの映画作劇法に果敢に挑戦して生み出された革新的作品だった。この「グエムル」には、それらの作品と同じレベルの「志」がある。映画ファンと名乗るならば、この秋、なにをおいても、観なければならない一本だ。

 物語は、ソウルの中心を流れる雄大な河・漢江に突如怪物が出現するところから始まる。その出現を目撃してしまったカンドゥ(『韓国の凶暴な渥美清』ことソン・ガンホがダメ親父を好演!)は、愛娘のヒョンソを怪物にさらわれてしまう。国も社会も助けてはくれない。果たして、父は娘を助け出すことが出来るのか?

 怪物が登場する映画は、「キングコング」の昔からこれまで星の数ほど作られてきて、もう新しい切り口というのはないと映画界は思っていた。ところがこの作品は、ホームドラマ的な緻密な日常描写の中に、怪物という異分子を投げ込んで、見事に新しいタイプの映画を成立させてしまった。言うならば、「渡る世間は鬼ばかり」と「エイリアン」が融合したような全く新しい怪獣映画。そんなあり得ないテイストは、日本映画はもちろん、ハリウッドにすら出来なかったことだ。今年のカンヌ国際映画祭で絶賛されたのも肯ける。

 前作「殺人の追憶」で「黒澤明の遺伝子は、韓国の監督に受け継がれた!」とまで言わしめたポン・ジュノ監督の才能は、今作でさらに進化している。怪物が現れ右往左往する人間たち。本当は恐ろしい状況のはずなのに、どこか滑稽にすら見えてくる人々の表情。奥深い人間描写は、先日亡くなった日本の名匠・今村昌平監督を思わせるものすらある。(弱冠三十六歳のポン・ジュノ監督は日本映画にも造詣が深く、インタビューで黒澤、今村両監督への尊敬の念を語っている。)

 どこかで聞いたようなストーリーの映画を再生産し続けている現在の日本映画界は、この映画を果たしてどう観るのだろうか?

あえて言い切ってしまおう!文句なしに、今年ナンバーワン映画だ!

■ポン・ジュノ監督作品。2時間。シネプレックス熊本で9月2日(土)公開。


まぁ、なんか新聞用のお上品な表現ですが、本当に言いたかったのは、

たいぎゃ面白か映画だけん、みなっせ!まうごつ面白しかけん!絶対みなっせ!!!
(とても面白い映画なので観てごらんなさい。とても面白いですよ)

ということです。

みなっせ!


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最終更新日  2006年09月01日 13時27分51秒

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