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2006年11月20日
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こんな映画を観た。

今年春に亡くなった黒木和雄監督の遺作。
原作は、岸田國士戯曲賞・読売文学賞などを受賞した注目の劇作家・松田正隆の同名戯曲。

ここのところ「戦争」をモチーフにした作品を連続して発表してきた黒木和雄監督ですが、中でも最も静かな映画となっているのが今作。
静かだからといってつまらないかというとさにあらず!
静かに描かれる日常が、戦争によって少しずつ歪められてゆく様を、実に丁寧に描いています。
とくに、頻繁に登場する食事のシーンがほとんど1カットの長廻しで撮られていて、見事です。
「たかな漬け」「いも」「味噌汁」「お茶」「おはぎ」など、戦時中だったからこそ、庶民の大切な時間だった「食事」の時間をドラマの中心に置いた監督の狙いは、大正解です。

役者は、原田知世(紙屋悦子)、永瀬正敏(永与少尉)、松岡俊介(明石少尉)、本上まなみ(紙屋ふさ)、小林薫(紙屋安忠)の5人しか登場しませんが、芝居がしっかりしているので、安心して見ていられます。
特に本上まなみは、いい意味で裏切られる好演でした。
「バクダンに当たらんて思って赤飯やらラッキョウやら食べたくなかです。」(名セリフ)

冒頭に登場する老いた原田知世と永瀬正敏の姿は、構成としては必要だったんでしょうが、メイクがあまりにもショボイので、映画の完成度を著しく損ねております。
そこさえガマンすればいい映画なんで、そこで萎えずに最後までご覧ください。

http://www.pal-ep.com/kamietsu/


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最終更新日  2006年11月23日 18時48分40秒

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