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2006年12月16日
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こんな映画を観た。

ニューラインの「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、ワーナーの「ハリーポッター」シリーズ、ディズニーの「ナルニア国物語」シリーズのヒットを横目で見ていた20世紀FOXが満を持して放つファンタジー大作。
原作は、この小説を書いた時15歳だったという早熟な天才クリストファー・パオリーニの世界的ベストセラー。

邪悪な力に支配された世界、未来の命運を握る無垢な田舎の少年が数々の困難に立ち向かい成長していく姿を描く・・・・・・という物語ですが、どっか聴いたことあるような・・・・・・。
そう、この映画の基本設定は、もろに「スターウォーズ 新たなる希望」(最初に作られたヤツね!)なのです。
主役の男が田舎モンの青年って感じのカリスマ性皆無な兄ちゃんってとこが、21位世紀のマーク・ハミル(ご存知ルーク・スカイウォーカー)を思わせます。
その分、脇役に濃い役者を配置。
残虐王にジョン・マルコビッチ。その家臣の魔法使いにロバート・カーライル。そしてかつてのドラゴン・ライダー(オビワン・ケノービね)にジェレミー・アイアンズとゲップがでそうな満腹感の脇役陣です。

もともと「スターウォーズ」ってのは、ジョージ・ルーカスが昔の連続活劇「フラッシュ・ゴードン」をリメイクしようとしたけど、リメイク権が取れなかったので、しょうがなく世界各地の神話的物語をツギハギして作ったオリジナル・ストーリー。
物語の基本ラインは、黒澤明の「隠し砦の三悪人」です。
つまりは、この「エラゴン」は、「スターウォーズ」の子供、「隠し砦」の孫ということになります。
この相似形は、近作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」でも採用されてました。
「スターウォーズ」がすでに神話の仲間入りをしたということなのか?それとも脚本の手抜きか?

監督のシュテフェン・ファンマイアーは、ジョージ・ルーカスのVFX工房「インダストリアル・ライト&マジック」に長年在籍したSFXマンなので、随所に見せ方の巧いビジュアル・エフェクツが満載されてます。
とにかく軽く見れる1本ですが、前述の他社のシリーズに比べると、圧倒的なオリジナリティがないだけに、今後のシリーズ展開としては、厳しいものがあるかもしれません。

物語冒頭で別れた義理の兄貴が、今後のシリーズで悪役で登場することは必至でしょう。
暗黒の騎士が仮面をとって一言・・・・・・・・。
「I AM YOUR BOROTHER!」
「NOOOOOOOOOOOOO!」
てなシーンが2作目のラストかな・・・・・・。

http://movies.foxjapan.com/eragon/  

エイガドージョー・ドットコム






最終更新日  2006年12月19日 19時56分17秒
2006年12月12日
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こんな映画を観た。

第2次大戦硫黄島での戦いを日米双方の視点から描くクリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作の第2弾。
言わば、「父親たちの星条旗」とこの「硫黄島からの手紙」の2本で約4時間半という長尺の1本の映画が完成することになります。
観る前に「あまり新鮮味がない」とか「昔の日本映画っぽい」とか聞いていたので心配していましたが、杞憂に終わりました。
またしても傑作です。
イーストウッドすげぇぞ!

 

 

以降、作品の内容に触れますので、ネタバレ覚悟!

 

 

 

物語は、アメリカ留学の経験をもつ指揮官・栗林忠道中将(渡辺謙)が硫黄島に赴任するところから始まります。
この栗林の司令官としての視点と同時に末端の兵士・西郷(二宮和也)の視点でも、戦争の最前線が壮絶に描かれます。
ほとんどのキャストが日本人であるにも関わらず、これは間違いなくアメリカ映画です。
通常はアメリカ側を代表させるようなキャストを登場させてアメリカ人観客の感情移入をさせるつくりにするのが常套手段なのですが、さすが巨匠イーストウッドはそんな安易な方法はとりませんでした。
日本人がどう戦争を捉え、考え、戦ったかという点を外からの視点でまるで観察するように描いています。(日本人観客にはそのあたりが物足りなく映る可能性もあります。)
前作「父親たちの星条旗」で主人公たちの戦争フラッシュバックを執拗に描いたのとは実に対照的です。
登場人物の残酷な運命を見つめる視点がクールで淡々としている点が、実に怖い戦争映画です。

そこに描かれたのは、これまでの日本版戦争映画で描かれてきたようなホットな戦争ではなく、微細にその状況を観察するようなクールな戦争の実像。
日本人俳優の言語をイーストウッドがどれほどまで理解していたのかは不明ですが、これは恐るべき演出力と言っていいと思います。
上官が感情を爆発させて兵士を殴ったり、敗残兵が玉砕したり、銃撃戦で次々に死んでゆくシーンも(映像的にはかなり残酷で壮絶ではあるのですが)かなり静謐な印象が残りました。
色味を極限まで押さえた撮影トム・スターンの功績だと思いますが、状況を冷静に描こうとする監督の信念がその画質を選択させたのだと思います。
戦争を背景としてとらえた映画は数多いのですが、戦争そのものを映像化しようとした野心的試みとしては、「フルメタル・ジャケット」「プライベート・ライアン」と並ぶぐらいの革新的な映画と言えるでしょう。

キャストとしては、二宮くんの評判がよいみたいですけど、バロン西を演じた伊原剛志がかなりな儲け役でした。
米兵の持っていた手紙を読みあげるシーンは、この2部作の中でも最も重要なシーンとも言える名場面。
号泣の師範代でございました。
その他、オーデションで起用されたと思われる無名の俳優たちがなかなかいい芝居をしているので、映画として厚みを増しています。
西郷と行動を共にする野崎役の松崎悠希は、今後が期待できる俳優だと思います。(オフィシャルサイトもありました→http://www.yukimatsuzaki.com/)
その他、いい顔の無名日本人俳優がたくさん出演しているのも嬉しい。
スターだけを珍重するのではないイーストウッドの俳優を見る眼の確かさを感じさせるポイントでもあります。

ひとつだけ気になるのは、この映画がまったく短縮されずにアメリカでも公開されているのか?という点です。
劇中、アメリカ兵さえも戦場ではけっして善人ばかりではなかったというショッキングなシーンが数多く登場してきます。
このシーンや日本人兵士の心情を細やかに描いたシーンをアメリカの観客に届けてこそ、この映画の本当の価値はあると言えます。
「The Internet Movie Database」では、いまのところアメリカ公開版の上映時間が出ていないので、チェックできませんが、完全ノーカットであることを願います。
イーストウッドですからそのへんは大丈夫だと信じていますが・・・・・・・。

かなり意外かもしれませんが、全体の印象として、晩年の黒澤作品を思い出してしまいました。
特に「乱」に似ている気がします。
人の世の無常さを描いた「乱」で黒澤がたどりついた境地。そこにイーストウッドも立っているような気がします。

http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/  




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最終更新日  2006年12月12日 13時11分59秒
2006年12月04日
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こんな映画を観た。


70年代ベストセラーとなった小松左京の「日本沈没」を元ネタに、筒井康隆がパロディとして書いた小説を「いかレスラー」「コアラ課長」の「ゆるゆる映画番長」こと河崎実監督が映画化。
要はリメイク版「日本沈没(せず!)」の便乗企画以外のないものでもありません。当初は、リメイク版と同じ日に公開を目論んでいたそうですが、東宝サイドから「お願いだからそれだけは止めてくれ。クレームがこっちに来る」と言われなくなく公開日をずらしたそうです。
監修を先日亡くなった実相寺昭雄監督が担当していたり、オリジナル「日本沈没」に出演していた「藤岡浩、」が出演していたり、実相寺組の寺田農が田所博士役で登場したり、首相役をテレビ版の「日本沈没」に出ていた村野武範が演じていたり・・・・・・・・妙に豪華な布陣で挑んではいるものの・・・・・・。
やっぱりゆるいです。途方もなくゆるいです。
まぁこのゆるさを楽しむために劇場に行っている訳ですから、怒る気にもなりませんが・・・・・。
このゆるさを許される映画監督は、日本広しといえども、河崎実ぐらいではないだろうか?
この人、映画監督としての才能は皆無といってもいいのに、ゆるーい企画で映画を作り続けています。

フィルモグラフィーは以下のとおり

●地球防衛少女イコちゃん (1987) <OV>
●ミラクルバニー (1988) <OV> 監督
●地球防衛少女イコちゃん2 -ルンナの秘密- (1988) <OV> 監督 /出演
●地球防衛少女イコちゃん 大江戸大作戦 (1990) <OV> 監督 /出演
●進め!地球防衛少女隊 (1992) <TV> 監督
●べにすずめたちの週末 (1993) <TV> 監督
●サイレントメビウス外伝 幕末闇婦始末記 (1993) <OV> 監督
●はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア (1995)  Anime 実写版監督
●全裸女社長漫遊紀 (1995) <OV> 監督
●飛び出せ!全裸学園 (1995) <OV> 監督
●実相寺昭雄のミステリーファイル2 怪の館 (1997) <OV> 監督
●美乳大作戦 メスパイ (1997) <OV> 監督 /プロデューサー
●恋身女子校生パティ (2000) <OV> 監督
●電エース (2000) <OV> 監督 /出演
●スーパーエロリーマン 課長 痴魔耕作 (2002) <OV> 監督 /脚本
●まいっちんぐマチコ先生 Let's!臨海学校 (2003) <OV> 監督
●まいっちんぐマチコ先生 (2003) <OV> 監督 /脚本
●まいっちんぐマチコ先生 THE MOVIE Oh! コスプレ大作戦 (2004) 監督 /プロデューサー /脚本
●いかレスラー (2004) 監督 /プロデューサー /原作 /脚本
●永井豪ワールド まぼろしパンティVSへんちんポコイダー (2004) <OV> 監督 /脚本
●コアラ課長 (2005) 監督 /プロデューサー /原作 /脚本
●ヅラ刑事(ヅラデカ) (2005) 監督 /プロデューサー /脚本
●兜王ビートル (2005) 監督
●日本以外全部沈没 (2006) 監督 /プロデューサー /脚本
●かにゴールキーパー (2006) 監督 /原作 /脚本
●まいっちんぐマチコ先生 東大お受験大作戦!! (2006) <OV> 監督 /プロデューサー /脚本


ある意味、迷いのないフィルモグラフィーです。
ある意味、河崎実は天才かもしれない!
「ゆるゆる映画番長」の今後に注目であります。(あまりみんなは注目しなくてよいと思うが・・・・・・)

日本以外全部沈没オフィシャルサイト↓
http://www.all-chinbotsu.com/

河崎実オフィシャルサイト↓
http://www.ponycanyon.co.jp/ikochan/

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最終更新日  2006年12月06日 13時45分03秒
2006年12月02日
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こんな映画を観た。

シリーズ21作目。
スピルバーグの「ミュンヘン」でもスパイ的な役回りを演じていたダニエル・クレイグが、6代目のジェームズ・ボンドとして登場。
監督は「007ゴールデンアイ」も担当した経験のあるマーティン・キャンベル。
撮影当初は、なかなかボンドガールが決まらなかったり、ファンに「金髪のボンドなんかいらん!」とネットで攻撃されてりして散々だった今作ですが、ふたを開けてみると、シリーズ中でもかなりレベルの高い娯楽作に仕上がってました。

なにより、007になったばかりの初期のジャームズ・ボンドを描くことで、何故、彼があの「プレイボーイ・キャラ」になったのかという「謎」を解明することに成功。
いわばこの作品は、ダースベイダーの誕生を描いた「スターウォーズ1,2,3」と同じ位置づけの作品なのです。
確かに、このシリーズの男尊女卑的側面は、小説版007の誕生した60年代では当たり前だったとしても、冷戦が終了し、女性が社会的に大きな役割を得るようになった21世紀では、時代錯誤的に思われても仕方ありません。
女性ファンが映画のヒットの成否を握る昨今のマーケット状況では、ジャームズ・ボンドのキャラを修正せざるを得ないという裏事情があったのです。

今回は、アカデミー賞受賞のポール・ハギス(「クラッシュ」「父親たちの星条旗」)が脚本に参加していることもあって、キャラ造詣の奥深さやお洒落なセリフの応酬など、アクション以外にも見所の多い作品となっています。
とにかくラストのセリフが素敵。(シリーズのファンならこのセリフが出てきてこその007ですから・・・・・・・詳しくは劇場で!)
とにかくボンド映画のお約束に詳しい人ならニンマリするシーンが続出です。そういう意味では007ファンのための映画と言えるでしょう。

当初、ナオミ・ワッツ、シャーリーズ・セロン、サンディ・ニュートン、アンジェリーナ・ジョリー、レイチェル・マクアダムス, ナターシャ・ヘンストリッジ、ジャシカ・シンプソン、スカーレット・ヨハンソンと様々な女優の名前が交渉のテーブルにあがったボンドガールは、「キングダム・オブ・ヘブン」「ルパン」のエヴァ・グリーンが演じております。
ジャームズ・ボンドを「ヒーロー・ボンド」たらしめる重要な「運命の女」を好演。カジノでのセクシーな衣装とメイク、そして、ボンドだけにみせる素顔のかわいさという二面性を見事に演じています。(ソバカスがかわいいボンドガールなんて誰が予想したでしょう!)

この映画で作り上げられた新しいボンド像を次の作品でどうするのか、また「プレイボーイキャラ」が復活するのか、それともリアルなボンド像を発展させていくのか、次のボンド映画は2008年の予定です。
楽しみ!

http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/  


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最終更新日  2006年12月05日 18時42分20秒
2006年12月01日
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんな映画を観た。

山田洋次監督の時代劇3部作「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続く3作目。
原作は1,2作目と同じ藤沢周平。
1作目の真田広之、2作目の永瀬正敏に続く主演スターは、キムタクこと木村拓哉。

主人公の下級武士・三村新之丞(キムタク)は、殿様のお毒見の役目のため貝の毒にあたって失明してしまう。
絶望し死を考える三村を支えたのは、愛する妻加世(壇れい)だった。
しかし、その状況につけいる上役の武士・島田藤弥(坂東三津五郎)がいた・・・・・・。

ついに山田映画もジャニーズに頼る時代になってしまった。感無量!
時代劇を作るのには、途方もないお金と手間がかかります。
製作費が高くつくということは、採算分岐点も高く設定されてしまうので、大ヒットしなければならぬ宿命を負ってしまうのです。

1作目の「たそがれ清兵衛」は、久しぶりの本格時代劇ということもあって、年配層を中心に集客ができ大ヒット。
ところが2作目の「隠し剣 鬼の爪」は、若者層を引き入れるためにキャスティングした永瀬正敏と松たか子が思ったほどの動員を稼げなかったのです。
しかも、頼りの年配層にも嫌われて、興行が思ったほど延びなかったという計算外の苦渋を舐める結果となってしまいました。
山田洋次と松竹としては、3作目は絶対にはずせない背水の陣だったのです。
ここで失敗するとしばらく松竹は時代劇を作れなくなってしまいます。歌舞伎役者を多く抱える松竹としては、それだけは避けたい!
そこで登場してきたのが、ジャニーズ事務所です。
「2046」でウォン・カーウァイにいいように使われてしまった反省で、ジャニーズとしては、日本人監督でかつ海外でも通用する実力派の監督の企画を探していたはず。
「ハウルの動く城」を成功させていたので、もう宮崎駿以上の有名実写映画監督となると、山田洋次か行定勲ってことになってしまうのですよ。実際の話。
海外にも名前を売りたいジャニーズと若者層の観客がほしい松竹側の利害関係が一致したとこで、この映画の企画が決定したという話は(あくまで師範代の妄想の世界ですが)ありそうなことです。

で、映画の出来はどうだったか?
まぁ及第点ってとこでしょうかね。
キムタクのダメなとこは、役を自分で勝手にアレンジして「キムタク・キャラ」にしてしまうこと。
テレビではそれが魅力となって視聴率につながるんですが、映画だとそれは邪魔!(『君を忘れない』のロン毛特攻隊員は酷かった!)
その点は、さすが山田洋次です。
東北弁と時代劇の所作という二重のカセをかけて、「キムタク・キャラ」を封印することに成功。(部分的に垣間見える点もありますが、かなり押さえ込んでいるのは確かです。)
冒頭の「お湯!」とぶっきらぼうに妻に対して言い放つシーンから、キムタクでなく三村新之丞に見せることに成功しています。

キムタク以上に特筆しておかねばならぬのは、脇を固める役者たちの凄さ。
けなげな妻を演じる壇れい。(昔ながらの日本の妻。古いといわれてもこういう女を好きな男はまだまだ多いのです。)
新之丞につくす徳平役の笹野高史(今後発表される邦画の映画賞で助演男優賞は多分この人が独占すると思われます。)
親戚の波多野おばさん役の桃井かおり。(さすがに桃井かおりです。映画が最も生き生きするのは彼女が登場するシーンです。)

この映画は、何ひとつ新しいものは描いていません。
しかし、いまの日本映画のレベルを考えると、「武士の一分」がかなりハイレベルである作品なのも事実です。
この映画を越えるような映画がどんどん出てくるような日本映画界であるべきなのになぁ・・・・・。
韓国映画の「漢江の怪物グエムル」が怪獣映画の歴史をひっくり返したように、日本でも革新的な時代劇が登場してこないかねぇ・・・・・と思う今日この頃。

トリビア:ジャニーズ事務所が関係した映画は、絶対にタレントの映像を使わせてきませんでしたが、なんとこのオフィシャルサイトには、キムタクの映像がアップされてます。松竹の英断なのだろうか?

http://www.ichibun.jp/


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最終更新日  2006年12月04日 19時23分01秒
2006年11月26日
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こんな映画を観た。

東京では7月に公開されていましたが、師範代の住む熊本では、DVDリリース(2007年1月26日にフォックスから出ます)直前の駆け込み上映。
しかし、こういう捨てられたような映画が、実に面白いから映画はやめられんね。

「SEX and the CITY」の大ヒットで世界中のキャリアウーマンのカリスマになったサラ・ジェシカ・パーカー主演の最新コメディ。

ニューヨークのキャリアウーマンのメレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)が、恋人エヴェレット(ダーモット・マローニー)の実家に初めて招かれるという冒頭の設定が巧い!
すべての女性が「あるあるこういう場面!」と共感できる舞台設定を使って、メレディスと新しい家族との衝突と和解を描いております。
とにかく前半部分のメレディスのギスギスした感じは見事な演技です。
すげーいやな女全開です。
ある一夜を境に彼女の本当のかわいさが姿を現すことになるのですが・・・・。


脇を彩る役者がどれもいいです。
エヴェレットの母にダイアン・キートン(われらが『アニーホール』もおばあちゃん役)、父にクレイグ・T・ネルソン(『MRインクレディブル』の吹き替えの人!)、妹にレイチェル・マクアダムス(『君に読む物語』のヒロイン)、弟にルーク・ウィルソン(オーウェン・ウィルソンの弟)、メレディスの妹にクレア・デインズ(『ロミオ+ジュリエット』『T3』)など、役者が皆巧い!

世界中のどこの家族でもありえる話です。
こういう映画を見せられるとアメリカ映画の底知れぬパワーを思い知らされます。
日本映画でもこういう洒落た家族の物語が作れないものでしょうか?

エンディングの描き方が、べたつかずにすごくよいです。
サラッとしてるから逆に泣けます。

http://www.foxjapan.com/movies/familystone/


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最終更新日  2006年11月30日 19時51分58秒
2006年11月25日
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こんな映画を観た。

イギリスの作家P・D・ジェイムズの「人類の子供たち」(映画の原題はそのままCHILDREN OF MEN)を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が映画化。
舞台は、子供が誕生しなくなった近未来。人類の未来を左右する一人の少女キーを巡る政府と反政府組織の攻防を描くポリティカルSFサスペンス。
物語の基本構造は、ロードムービーです。
キュアロン監督にとっては、いわば「天国の口、終りの楽園」のSF版とも言える作品。

CGが多用された戦闘シーンは、かなりドキュメンタリーなタッチ。
長回しに合成されたCGのはカメラのぶれと連動してかなりリアルなタッチを生み出すこと成功しています。クライマックスの8分間は息も詰まる戦闘シーンになっています。
この技術は、映画祭でも高く評価され、ヴェネチア国際映画祭ではオゼッラ賞(技術貢献賞)を獲得しています。

原作は未読なんで、映画オリジナルの要素なのかどうかわかりませんが、映画の細部にわたって、20世紀のポップスやロックをモチーフにしたものが数多く登場してきます。
マイケル・ケイン扮する老人は、もろ暗殺されなかったジョン・レノンだし、ピンク・フロイドのアルバム・ジャケットを立体化した気球みたいなものが登場。
こういう現在のアイテムを未来に登場させるセンスはなかなかよいです。

近未来に舞台は設定されていますが、物語が描くのは、まさに「テロの世紀」である現代です。
映画のラストを、希望と見るか、新たな絶望の幕開けととるか・・・・それはあなた次第・・・・・・。

トリビア:監督は当初キー役にエマ・ワトソン(『ハリーポッター』のハーマイオニー役)を考えていたそうです。

http://www.tomorrow-world.com/


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最終更新日  2006年11月29日 17時56分09秒
2006年11月23日
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こんな映画を観た。

実在のプロゴルファー古市忠夫を描いたノンフィクション「還暦ルーキー」(文庫版は『ありがとう』に改題)が原作。
阪神淡路大震災ですべてを失った主人公が、一念発起してプロテストを目指すという実話でなけりゃ「こんな話、説得力全然ない!」と言われかねない強引なストーリー展開。

主演は赤井英和、夫を支える妻に田中好子、プロテスト挑戦を支えるキャディに薬師丸ひろ子(メガネっ子!)その他ゲスト的に大物俳優がいろんなシーンに登場してきます。
監督は「UNloved」「宇宙貨物船レムナント6」の万田邦敏。(というより新しい製作会社『ランブルフィッシュ』を立ち上げた仙頭武則プロデュース作品という色合いがかなり強いです。)

とにかく見てほしいのは、前半の震災のリアルな描写!
平成版「日本沈没(せず!)」に失望した災害映画ファンの諸君は、きっと溜飲をさげる1本となることでしょう。
「災害」=「人が死ぬ」という災害映画で当たり前のことをキチンと描いているこの映画のスタッフは偉い!
このあたり、脚本やSFXプロデュースも兼任している仙頭の力が大きいと言えます。
これまでは、海外の映画賞狙いの作品ばっかり作っていた仙頭プロデューサーですが、この新しい会社では違った切り口の映画にもトライしていくということなのでしょう。期待したいです。

残念なのは、前半のリアルな描写に比べて、後半のプロテストのくだりが、かなり大味なところ。
せっかく赤井英和という身体能力の高い俳優を起用しているのだから、プロゴルファーになる試練をキチンと体でみせてほしかった。(みんな忘れてるかもしれませんが、赤井さんは元プロボクサーですからね。)

映画を観終わるとこのタイトル「ありがとう」ってなかなか染みるタイトルなんですが、もっと他のタイトルの方がお客を動員できるような気がしますがねぇ・・・・・。
とりあえず「エイガドージョー・ドットコム」的勝手にタイトルをつけちゃうと・・・・・。

「ゴルファー対大地震 史上最大の決戦」

でどうだ!

http://www.arigato-movie.jp/

エイガドージョー・ドットコム






最終更新日  2006年11月27日 20時59分01秒
2006年11月22日
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんな映画を観た。

ローレン・ワイズバーガーのベストセラー小説を「プリティ・プリンセス」のアン・ハサウェイとアカデミー賞常連女優の大御所メリル・ストリープの共演で映画化。
ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)が、ファッション誌の鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)にいびられながらも成長してゆく・・・・・・というとてもありがちなストーリー展開ですが、脇役のキャラ造詣が巧いことあって、退屈せずに最後まで見られます。
ただジャーナリスト志望の有望ライターにアンディが全然見えなかったり、彼女が劇中では「デブ」という設定に無理あるなぁ・・・・・。

今回も「どんな映画に出ていてもスタンリー・トゥッチはオモロイ!」という「エイガドージョーの法則」は健在でした。やっぱオモロイはこのおっさん!

きっと半年後ぐらいに「月9」の枠で違う業界に設定を修正したパクリ企画が放送されそうです。
とりあえず上野樹里か宮崎あおいを推薦しておく!

http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/

エイガドージョー・ドットコム







最終更新日  2006年11月25日 21時48分08秒
2006年11月20日
カテゴリ:カテゴリ未分類
こんな映画を観た。

今年春に亡くなった黒木和雄監督の遺作。
原作は、岸田國士戯曲賞・読売文学賞などを受賞した注目の劇作家・松田正隆の同名戯曲。

ここのところ「戦争」をモチーフにした作品を連続して発表してきた黒木和雄監督ですが、中でも最も静かな映画となっているのが今作。
静かだからといってつまらないかというとさにあらず!
静かに描かれる日常が、戦争によって少しずつ歪められてゆく様を、実に丁寧に描いています。
とくに、頻繁に登場する食事のシーンがほとんど1カットの長廻しで撮られていて、見事です。
「たかな漬け」「いも」「味噌汁」「お茶」「おはぎ」など、戦時中だったからこそ、庶民の大切な時間だった「食事」の時間をドラマの中心に置いた監督の狙いは、大正解です。

役者は、原田知世(紙屋悦子)、永瀬正敏(永与少尉)、松岡俊介(明石少尉)、本上まなみ(紙屋ふさ)、小林薫(紙屋安忠)の5人しか登場しませんが、芝居がしっかりしているので、安心して見ていられます。
特に本上まなみは、いい意味で裏切られる好演でした。
「バクダンに当たらんて思って赤飯やらラッキョウやら食べたくなかです。」(名セリフ)

冒頭に登場する老いた原田知世と永瀬正敏の姿は、構成としては必要だったんでしょうが、メイクがあまりにもショボイので、映画の完成度を著しく損ねております。
そこさえガマンすればいい映画なんで、そこで萎えずに最後までご覧ください。

http://www.pal-ep.com/kamietsu/


エイガドージョー・ドットコム






最終更新日  2006年11月23日 18時48分40秒

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