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2006年03月23日
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カテゴリ:映画
幸せな家族。夫の隠された暴力と罪の過去・・

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

制作年度/国;'05/米  ジャンル;バイオレンス 上映時間;96分  指定;R-15
配給;ムービーアイ エンタテインメント
監督;デイヴィッド・クローネンバーグ   
出演;
ヴィゴ・モーテンセン/マリア・ベロ/エド・ハリス/ウィリアム・ハート

観賞劇場:3/22(水)東劇

◆STORY◆
アメリカ・インディアナ州の田舎町。小さなカフェを経営するトムは、妻と2人の子どもと、愛に満ちた幸せな日々を過ごしていた。ある夜、彼の店が2人組の強盗に襲われてしまう。そこで隙をついて強盗の銃を奪い取り2人を撃ち倒したトムは、一躍ヒーローとして扱われることに。しかしそのことがきっかけで、彼の過去が明らかとなっていく・・・・・・


***********************************

強盗を見事な腕前であっという間に射殺したトムはTVや新聞に顔が出て、田舎の町で一躍ヒーローに。トムの過去を知る怪しげな人物が、店や家族の前に現れたりと不穏な空気が立ち込める。
「やぁ、ジョーイ久しぶりだな」 「僕はトムだ。ジョーイなんて知らない」。。。。
まず、ここから話がどう分かれるかで面白さが変わってくる。
トムがギャングたちにどのように立ち向かい過去を家族や観てる側にばらしていくのか。

●トムは本当にジョーイなんて知らないのか?
 <知らない>                            
 1.記憶喪失者か?
 2.多重人格者でジョーイとは、もう一人の消し去った自分なのか
 <知ってる>
 1.過去の自分を隠すためトムになりきっている


ここまでは、いろんな想像もでき面白かった!
しかし、なんともあっけなく話は展開し、第一部と第二部に分かれているかのようだ。
出だしも良く、エドハリスがでるところまでは良いのだが、そこからが・・・。

あと、過剰なSEX描写や露出度が多い。ぼかしのシーンはいらない。
子供はもう15歳くらい。妻は35歳くらい。まだ愛情は熱く燃えていると表現したいと言っても
チアガールのコスプレにはびっくり。他にも夫婦の愛情は表現できると思う。

それに、夫の過去を知ったからと言って、うろたえ家庭崩壊するのであれば
それまでの愛でしかないのだ。

ここで思い出したのが『ミスティック・リバー』の、ショーンペンの妻。
旦那が無実の人を殺したとわかっても、夫を支え続けいつもの毎日を送っていく。
「えぇ!!」っと思ったのだが、夫を支える妻としては鏡のようだ。無実の夫を”犯人だと思う”と密告したもう一人の妻の存在も対照的だったので余計際立ったのだが。

子供と言うのは母親の存在は大きい。母親が毎日明るく笑っていれば自然と家庭も明るくなり
母親が暗ければ家庭も暗くなる。ラストシーンもどっちに転ぶかわからないラストで、
妻に一言「おかえり」と言って欲しかった。そうしたらきっと子供も笑顔で迎えただろうに。

妻だけでなく、トムの”思慮浅い行動”は、観客の心を一気に離れさせた原因の一つだろう。

***********************************

<総評>俳優の演技は素晴らしい★★・・・35点
何があろうと家族で夫を支えるのか!?それとも騙されていたショックで傷つき家庭は崩壊するのか!?

過去を自分に、隠していたというショックが大きいのはわかるが、
本当に相手を愛しているのであれば全てを受け入れるべき。ではないのか。
ダメなら、それまでの愛情表現はうわべだけの愛情なのだ。

映画の本質がいまいち掴み辛く、テーマが2分された感じでまとまりのない作品だった。
もう少し、どのような過去でエドハリス達に対してどう対処していくのか、が観たかった。
キャスティングからみても脚本からしてももっと面白そうな展開を期待していたのだが、
肩透かしをくらった感じだ。







最終更新日  2007年03月20日 16時18分14秒
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