ヘーゼル☆ナッツ・シネマBOOK

2007/03/20(火)17:22

『テキサス・チェーンソー ビギニング』★・・・・

カップルで「地獄の黙示録」ファンですかぁ~? 『テキサス・チェーンソー ビギニング』公式サイト 制作データ;2006米/ヘラルド ジャンル;スプラッター 上映時間;92分  監督;ジョナサン・リーベスマン 出演;ジョルダーナ・ブリュースター/マット・ボーマー/テイラー・ハンドリー 劇場:11/14(火)丸の内TOEI2 ◆STORY◆ 1939年8月、肢体の不自由な赤ん坊が女に拾われトーマスと名付けられた。トーマスはヒューイット家で育ち、6歳のときから動物を殺すなど異常性が際立っていた。30歳のとき工場が閉鎖された衝撃から工場長をハンマーで殴り殺してしまう。住む土地に異常な執着を持つヒューイット一家は、捜索に来た地元の保安官まで殺害する。こうしてヒューイット一家の殺戮が始まった…。 ********************************** なんかね、確かにエグイのは当たり前なんだけど、その前に。。。 殺し方にしろ、驚かせ方にしろ全くもって目新しさがない "ビギニング"とうたっている割には大してビギニングもでもないのだ。 やっぱり「ヒューイット家の異常性の要因となったものは?」、 「トーマスがいかにして残虐となって結果的に家族ぐるみで殺戮を犯すようになったのか」というところを掘り下げてこそ"ビギニング"なのではないだろうか。『バットマン ビギンズ』をみて欲しい。これこそ、"ビギニング"である。 出だし5分でトーマスの出生がわかり、ヒューイット家の母親に拾われる。 そして精肉工場で働くが周りからも嫌がられるほど異常だった。 ということで、これはもうトーマスの遺伝子そのものとヒューイット家の育て方の問題でしょう。 こんな出だしで"ビギニング"ならば、「テキサス・チェーンソー」の頭にこの5分をつけるだけで もう立派な"ビギニング"である。残虐性も前作のものと大して変わらず先が読める展開。 92分しかないのだが、とても長く感じだらだらした展開だ ********************************** <総評>★・・・・ やっぱり、目新しいドキドキ感もなく、ただリメイクしているような感じをうける。 全ての行動に意味が感じられず、異常性の根本となるものも不明。 はっきりいえば、「テキサス・チェーンソー」の番外編という感じだろうか。 期待はしていなかったが、恐怖に戦慄ほどの映像もなく、 逆にどのように撮影しているのだろうかとさえ思ってもしまう。まったくもってDVD観賞作品だ。 これなら、『ホステル』の方がまだ期待もてるかもしれない。 【嘔吐キャンペーン】というのもあるくらいだしな。。

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