ヘーゼル☆ナッツ・シネマBOOK

2007/09/20(木)12:46

『ディパーテッド』★★★★☆

アカデミー 作品、監督、脚色、編集の4部門受賞 『ディパーテッド』公式サイト 制作データ;2006米/WB ジャンル;サスペンス 上映時間;152分 指定;R-15 監督; マーティン・スコセッシ   出演;レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン 劇場:2/28(水)サロンパスルーブル ◆STORY◆ 警察官を志すビリー。マフィアのボスに育てられ“内通者”となるため警察官を目指すコリン。2人は互いの存在を知らぬまま同じ警察学校で学び、それぞれ優秀な成績で卒業。コリンはマフィア撲滅の最前線に立つ。一方、ビリーに命じられたのは、マフィアへの極秘潜入捜査だった。 ********************************** いやぁ~、結構面白かったですよ。どうしても『インファナル・アフェア』と比べてしまいますが、 「ええ」って思ったラストをどうしているのだろうって思って見に行きました。 【俳優陣】  ディカプリオ:それなりに苦悩を演じてはいるが、潜入して数年経っているという感じがほとんどない。        トニーレオンのように、徐々にやつれていく感じがでてないんですよねぇ~               いつまでも"若者"であり"新人"なのです。        苦悩の顔しても、トニーレオンのような悲痛な趣きがない分、トニーの勝ち M・ディモン:マフィアのネズミとして警察内であたふた頑張っている様が似合ってました。        まぁ、私にはどうしてもジミー大西に見えてしょうがないんですが。。。。 J・ニコルソン:焦点の合わない目、乱れた髪の風貌は『アバウト・シュミット』。        異常さは『シャイニング』。これにエロさ炸裂ってところでしょうか。        (露骨なエロ台詞は、いらない部分も多かった)        ビリーを問いただす演技は、アドリブらしいですがディカプリオは本当に怖かったらしい 【信頼関係】  ビリーの「ばれたら死ぬ」という恐怖だけが描かれていて、マフィアのボスとビリーとの信頼関係や、お互いの心のつながりなどがリメイクにはみれなかったのが残念。 何年も潜入していれば、それなりに肩入れするものなのですが。。。 【女医】  エリート警官コリンとつきあう一方、精神を病んでいる元警官ビリーにも惹かれ関係を結んでいる。それも、最後には何が真実だったかあの葬儀で彼女の葛藤が手に取れる。台詞はないが、「彼は警官だったんだ。なぜ自分は彼を選ばなかったのか」と自責の念にとらわれている様子がわかる。まして、精神カウンセラーなのに。。。である。 【アカデミー作品賞について】  こんなサスペンスでいいの?って感じです。脚本賞はわかりますけど。 監督賞もとれたら作品賞もってことなら昨年の『クラッシュ』はどうなるのかしら。 しかも、リメイク作品って知らなかったらしいしですね。作品賞には少々驚きです ********************************** <総評>★★★★☆ インファナルのラストは「ええ正義はどこへ!?」とダークサイドまっしぐらでしたが、 リメイクのラストの方が私は救われました。後味は、確かに良くはありませんが然るべき!って感じです。最後のネズミのシーンはちょっとねぇ・・いらない 152分なんて、あっという間ですよ ビリーの"潜入捜査の悲痛さ”と”マファアのボスとの信頼度"がもっと濃くかかれていたら★は5。 脚本も良く、劇場で見逃した方は是非DVDでの観賞をお勧めです

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