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テーマ:DVD映画鑑賞(13573)
カテゴリ:映画
『明日の記憶』
制作データ;2005日/東映 ジャンル;ヒューマン 上映時間;122分 監督;堤幸彦 出演;渡辺謙/樋口可奈子/坂口憲二/吹石一恵/木梨憲武 ◆STORY◆ 広告会社の営業マンの雅行は、大きなプロジェクトをかかえ仕事に没頭してきた。50歳を前にしたある日、ミーティングを忘れたり、部下の顔も思い出せなくなる。心配になり病院を訪れると、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する。 ********************************** この作品は、ちょっと避けていました。 「どうせ、結末は暗いんだろう」というのが理由で。 しかし。思ったよりも(期待していなかっただけに?)すばらしかったです 仕事のできる部長で部下もいっぱいいたのに、得意先の会社の場所さえもわからなくなっていく。この恐怖は、名前がでてこないという小さな物忘れからはじまりました。 何かおかしいと感じる恐怖。。。結果が怖くて病院にも行けない気持ち。。。 若年性アルツハイマーと言われて、想像できる暗い未来。。。 うまく表現してあります。謙さんの演技も押しつけがましくなく、わざとらしさもない。 会社を自主退職し、自宅療養しながら陶芸教室にいく日々。しかし、 ある日陶芸教室の先生にもお金を2重に支払っていたという事実を知りショックを受ける主人公。 妻を傷つけた自分が嫌になり、自らホーム視察。。。。 最後も決して明るい未来ではありませんが、きれいにまとまっています。 私は、会社でバリバリ働いていて人望もある人がアルツハイマーになり、落ちていき退職に至るまでが、やっぱり一番つらかったですね。中には、病気をネタに後釜に座ろうとする人もいて。現実、弱肉強食な部分もあるんです。 ********************************** 〈総評〉★★★★・ 映画が成功した要素として、裕福な家庭であるということ。夫人が、すぐ働き口が見つかって昇進し順調なこと。この2点はあげられます。これが、お金のない家庭ならこうは行かないでしょう お金である程度心のゆとりもできるというのは本当だなって思いました。 まあ、貧乏で若年性アルツハイマーの映画なんて観られませんけどね・・不幸すぎて あと、一つ。音楽!良かったです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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