ヘーゼル☆ナッツ・シネマBOOK

2007/09/28(金)20:16

『ルーンの子供たち~冬の剣~』ジョン・ミンヒ/著

お勧めBOOK(203)

(1)冬の剣 (2)消えることのない血 (3)夜明けを選べ ◇内容◇ 伝説の武具ウィンターボトムキットをめぐる骨肉の争いにまきこまれた幼き少年ボリス。 運命は少年をどこへ導くのか…!? 切ないほどに純粋な少年の孤独な戦いを描く新鋭ファンタジー小説! ***************************** いっや~、面白い!!こんなに読むのが惜しい作品もそうそうないです。 今回は、当たりでした ファンタジー=ドラゴンと魔法 なんて思っちゃ駄目です。 少年ボリスの12歳くらいから20歳までのお話。 ウィンタラーは遙か昔からのもので、誰もが奪おうと狙っています。そんな剣を幼い少年が一人で腰にさげ(まだ幼いのでひきずる形で)嫌にもみんなのめに止まり、次々と困難が待ちかまえています。 甘いだけの話しではなく、一人の世間知らずな何もできない少年が。剣の使い手となり、人間の醜さを知りウィンタラーを持つにふさわしい青年へと成長していきます。 話しの中心は。もちろんウィンターボトムキットをめぐるお話。 そこには「ただ平穏で平凡な日々を生きるだけでいい」という希望をもった少年が 運命に翻弄されながら、強くたくましく生きていく物語となっています。 ***************************** おすすめ★★★★★ 誰も知らない島や島民の独特の暮らし。そこで繰り広げられる 島民以外の人間ボリスに向けられる興味や期待、いじめなど待っています。 1000年前もの王族の霊とのコミュニケーションなども面白く読み応え充分 久しぶりに、良質のファンタジー本に出合えました。 『ルーンの子供たち』特設サイト発見

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