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カテゴリ:韓国で見た映画・ドラマ・読書
昨日、突然の電話。インチョンの仁荷大学院NHジョンが、博士論文の審査を受けて、修正部分が多くて、きつい、苦しい、と泣きついてきて、『白秋全集』二巻を宅配で送って欲しいと頼まれた。
同じ京畿道に住んでいながら、大事な本を宅配で送ってくれなんて、しかも、まだ2回しか会ってないのに、、、でも、私も1回しか会ってなかったのに、論文を出すときに、少しだけど翻訳をお願いしたので、私も結構ずうずうしかったりする。 でもなあ、この方は去年末、本を借りるために、大学まで来て、たくさん貸してあげたんだけど、要求した日に返してくれなかったんだよね。 だけど、同じ白秋を研究する同志だし、困っているときは助けてあげないとね。 と、紆余曲折を経て、今日の午前郵便局の宅配で送った。^^ ついでに図書館で、モンテーニュの『エセー』と『シンポジウム 日本と朝鮮』(けい草書房)を借りる。 今の大学で働き始めて、先輩の先生から、私が本を簡単に借りていたので、一時、冷淡な態度をとられたことがあった。 図書館にある本を人から簡単に借りるべきではない、とおっしゃられた。 確かに、本をたびたび貸すと何を貸したかわからなくなることもあるかもしれない。 また、返してもらえないこともある。 韓国では、本を全部コピーして製本してくれる店があるんだが、そこに出すと本が傷みやすい、という問題がある。 ホイットマンは詩集『草の葉』の中で、「仲間よ、これは本なんてものじゃない。これに触れるものは人間に触れるのだ」と言った。 本に対する愛情とか、本を大切にする心を忘れないようにしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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