2005/10/09(日)23:58
~死化粧師~
先日お通夜の後にその式場施設に泊まることに。
部屋にはマンガが置いてあった。「死化粧師」というタイトルだった。
はじめは読む気はなかったのだが、次の日の朝を向かえるまでは時間が長い。
親戚との話も・・・テレビも放送が終わり・・・真夜中3時すぎ・・・
ついにこのマンガを手にして読むことになる。
3巻を一気に読み終える。
【ストーリー】
日本人として数少ないエンバーマーの主人公・心十郎はルックス最高で、しかも女ったらし。しかしエンバーミングの腕はそばらしい。
軽いようで意外とナイーブな彼の紡ぐ物語。
「エンバーマー」とは
遺体のやつれや損傷を生前の姿に修復し防腐処理を行う技術。
この本の中では人の死が描かれています。
遺体を生前のような姿に近づくよう手を尽くすエンバーマーの仕事は読んでいて何度も胸が熱くなりました。
死の直面した本人の思いとその家族の思い。
この本を読み終えた時・・・
私にとって本当にあらためて故人を偲ぶ瞬間でした。