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カテゴリ:改訂 『日米口語辞典』
『とんでも』 anything but
少し前のブログで、「とんでも本」をthem(ガイジン)と訳した。 酔狂な訳だ。 オーソドックスな訳は市販の和英辞典で調べてみよう。 a sensationalistic(outrageous) book. 「月にロケットは飛ばなかった」 「太陽は熱くない」 「この地震はユダヤの陰謀だ」 と、世間の常識と正反対の説(こちらはus)が正しいとまことしやかに吹聴する人間は、ついていけない人間(them)である。 「Them」というタイトルも奇を衒い過ぎている。 しかし、「とんでも」に一番近いのはanything but だ。 but(~を除いて)と、anything(何とでもいえる)がくっつくと、「とんでも」となる。 私の勧めは、Anything but books(トンデモ本)だ。 anything but true(本当だろうか・・・とんでもない)という表現は、よく耳にするが、眼にも入る。 TIMEの見出しにのるぐらいなら、かなり上級クラスの英語表現だ。 Coming Alive. Jordan’s Dead Sea is anything but, buoyed by a new wave of swanky resorts and hotels. (TIME jan.14,2008,p53) (甦える。ヨルダンの死海。とんでもない、死んでなんかいません。一流のリゾートやホテルで賑わっています) Dead glamorous(めっちゃ豪華やで~). このdead は Dead Sea(死海)と語呂合わせをしているが、「死ぬほど、確実に、疑いもなく」という強調のための形容詞だ。 I’m dead serious. Am I funny? Anything but. <小学4年生のときの日記。触ると紙が崩れそう> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月29日 21時26分13秒
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