ナニワ映画道場、その九『Chaos』
(続き)9,fucking moron アホ。アホと訳されていたが、ドアホに近い。大阪では「アホ」は効き目がない。アホと訳したのは正しい。 10,なんでも物事は要領さ。 Bend,not break.3秒でこれだけ深い内容が語れるのもナニワ英語。I’m not breaking the law,I’m bending it. 数回この表現が出てきた。応用が効く。I’m not asking you to break your principle,I’m asking you to bend it.どちらも有段者(クロオビ)英語。11,Take the Fifth. 黙秘権を使え。(米国憲法修正第5条を援用する)1秒で発音されるので、聞き取りにくい。しかし何度も音読しておれば、次回は確実に聴きとれる。12,Watch. 今に見ていろ。根性一秒英語。「お前なんか」とののしられても、「Watch me.」1秒で決まる。watch だけなら0,5秒。しかしwatchには、「目を離さない」というイメージもある。He’s the guy to watch. とは「目を離すととんでもない事をする」という意味より、大物になる器というニュアンスの方が強い。13,some time to kill. ちょっとした時間つぶし。字幕は「ムダにする時間」。これは誤訳。館長ブログでは今ベストセラーの『鈍感力』について書いてみた。⇒館長ブログ最新画像『北海道・縄文・ストーンサークル』