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テーマ:将棋について
カテゴリ:将棋
1995年発売のプレイステーションの将棋ソフト戦略将棋 至高の定跡ではコンピューター側の定跡を細かく設定することができる。同様の戦型指定ができるソフトは当時もあったのだが、囲いまで指定できるというのがマニアックである。対局モードで平手で私の先手、レベル1、戦型を三間飛車 銀冠右に指定して対局してみた。 先手:私 後手:戦略・三間銀冠右 ▲7六歩 △3四歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲4五角 △5四角 ▲3四角 △4四歩 ▲7八飛 △3二飛 ▲5六角 △6二玉 ▲8三角成 △2七角成 ▲6五馬 △7二銀 ▲8八飛 (第1図) 戦略将棋で三間飛車に指定すると、3手目からの角換りが成立する。戦略将棋では▲4五角の筋違い戦法に対し、△5四角とすることが多い。ここで角を取るか▲3四角と再度の交換を避けるかは非常に悩ましいところである。どちらにするかあらかじめ決めておいた方がいいだろう。▲3四角に△4四歩と飛り飛車志向。▲7八飛に△3二飛と角換り相三間飛車の形となった。互いに角を成りあう展開となったが、17手目の▲8八飛では▲8八銀も有力。 第1図(▲8八飛まで) ![]() 第1図より △7一玉 第1図からは△4五馬、△6四歩、△3三桂などが有力。△7一玉以下 ▲8六歩 △3三桂 ▲2八歩 △2六馬 ▲8五歩 △8二玉 ▲8四歩 △8七歩 ▲同 飛 △7四歩 ▲同 馬 △9四歩 ▲8三歩成 △7一玉 (第2図) 第2図(△7一玉まで) ![]() 第2図より ▲8二歩 第2図からの▲8二歩は攻めが重く、単純に▲8二ととした方が勝ったようだ。以下 △9三桂 ▲7二と △同 飛 (第3図) 第3図(△7二同飛まで) ![]() 第3図より ▲8一歩成 ▲8一歩成は逸機だった。ここでは▲7三銀が勝った。以下 △6二玉 ▲7三銀 △同 飛 ▲同 馬 △同 玉 ▲8二飛成 △7四玉 (第4図) 第4図(△7四玉まで) ![]() 第4図より ▲7三飛 ▲7三飛打はよくある形なのだが、激指13の解析ではここは▲7五飛と下から打った方が勝ったようだ。 以下決め手を逃したとはいえ何とか勝ち切った。 △6四玉 ▲7五飛成 △5四玉 ▲2二龍 △9五角 ▲8六銀 △6四銀 ▲9五銀 △7五銀 ▲同 歩 △9五歩 ▲3三龍 △2五馬 ▲7六角 △6五銀 ▲6六桂 △5五玉 ▲5三龍 △4五玉 ▲6五角 △5二歩 ▲5四龍 △3五玉 ▲3六銀 △同 馬 ▲同 歩 △同 玉 ▲2七銀 △2五玉 ▲4四龍 △4二飛 ▲3七桂 まで77手で先手の私の勝ち
次回は三間飛車の穴熊に指定して対戦してみたい。
最終更新日
2023.12.01 14:42:51
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