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マクドナルドの原田CEOがニュース記事で、インタビュアーの「消費者の節約志向が高まる中これからどう売上を伸ばすのか」という質問に対して、こう答えていらっしゃいました。
「客足が鈍っているという印象は受けない。(略)・・・食事の提供を1秒早くするだけで8億円売上が伸ばせる。」 マクドナルドは2007年の決算データで言うと3,746の店舗を全国に持っているそうです。 これらのお店が1秒早くお客様にハンバーガーを出すようになると8億円売上が伸びるってことなんですね。 まさにチェーンオペレーションの真骨頂というか、こういう発想・発言自体に面白みとすごさを感じてしまうのは私だけでしょうか。 チェーンオペレーションのビジネスモデルとしてはコンビニエンスストア等もその一例ですけれど、やはり群を抜いたマクドナルドのすごさというのはその運営・運用の徹底力にあると思います。 従業員向けのマニュアルに、「“スマイル下さい”とお客様に言われたら、にっこりほほ笑む」と真面目に書いてあると聞いたこともありますが、普通の会社だと流してしまうようなところも細かく真剣にマニュアルとしてオペレーションに落としていくところが、サービスの力に直結しているのではないでしょうか。 その昔、窓口の従業員に「ご一緒にポテトはいかがですか?」と一言付け加えさせるようにしたところ、客当たり単価が大きく伸びたという話はあまりにも有名です。 店員がこの一言を発することで、来店客の数人にひとりが「あ、じゃあポテトも下さい」とオーダーをしてくれる。マニュアルに入れる印刷等の実費はかかるにせよ、それは対外的に新たにお金のかかるキャンペーンなどではありません。キャッシュアウトを伴わずに、売上を伸ばすことができます。 こう書くと簡単そうに見えますが、このときのポイントは、思いつきで言ったり言わなかったりではなく、とにかく全店で徹底してそのオペレーションをやれるかどうかです。 マクドナルドがすごいのは、こう言うと決めたらアメリカでもロシアでも中国でも日本でも、全世界の全店舗でこのオペレーションを実行する徹底力にあるのではないでしょうか。 「食事の提供を1秒早くするだけで8億円」 今日のインタビュー記事をみて、事業伸長におけるオペレーションの重要性を再認識させられた私でした。 楽天 中村晃一 ←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月20日 23時18分28秒
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