SOHO Planner 徒然ブログ

2008/04/04(金)19:04

「宙に浮いた」年金記録、20代後半でも発生している可能性有り

年金・医療・介護問題(17)

 ガソリン暫定課税の撤廃、道路特定財源の一般会計化で混乱・揺れる国会ですが、ねんきん問題の方もますます混迷しています。今、まさに働いており、年金を納入している現役世代の人で「ねんきん特別便が来た!」と驚いている声が聞かれます。これは、現役世代の人であっても、1997年1月以前において、 ・公務員(共済年金)や会社員(厚生年金)の人が自営業者(国民年金)になった ・或いは、その逆のケース ・結婚で姓が変わった などの場合には、そのつど、新たな年金記録が作られ、それが「1人に一つ」が原則の基礎年金番号に結びつけられていない可能性があります。 つまり、5千万件の宙に浮いた記録が生じたのは、基礎年金番号が導入された1997年1月からのことですが、その時点で20歳以上か、すでに働いていた人は、その人の生きてきた状況によって、該当している可能性があります。3月末までに特別便を送られたのは、受給者世代で300万人、現役世代の加入者で730万人いるそうです。  「ねんきん特別便」を3月末までに受け取った人は、【宙に浮いた】記録が存在している可能性が高く、年金の額が変わってくる可能性があります。まず社会保険事務所へ行くことが肝要です。現役世代の方でねんきん特別便を受け取った人は、ねんきん特別便に記されていない記録がある場合、同封の「照会票」に正しい加入歴を書いて送り返す、年金手帳が手元にあるならコピーも添えた方が確実です。手帳を会社が保管している人は、会社に問い合わせて手元に取り寄せるようにした方が良いと思います。よくわからない場合は、社会保険事務所に相談するようにして下さい。絶対に、納得しないまま「訂正なし」のはがきを送り返さないようにしましょう。          手元の年金手帳にはこれまで入った年金の記録がちゃんと記されているのに、届いたねんきん特別便には、昔の記録がすっぽり抜けているケースもあるそうです。 その人の特別便に記されていたのは、1997年に基礎年金番号が導入された時に入っていた年金と、その後の加入記録です。基礎年金番号は当時(1997年1月時点で)加入していた年金にだけ振られたため、それより前の記録は宙に浮いている可能性があります。手帳の内容が正しくても、安心できません。コンピューター内では昔の記録が行き場を失っているかも知れません。あなたも、もう一度確認してみた方が良いと思います。

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