SOHO Planner 徒然ブログ

2019/07/03(水)19:39

紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘

主に政治・経済の問題(92)

 そろそろ、入梅という今の季節と、現在の政治状況を言い当てる一句。         『紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘』  明治期に多くの俳句、短歌、小説を残した正岡子規の一句。日々、薄紫から濃い紫色へと少しずつ変化する紫陽花の様子を擬人化して表現している。同時に、『人の心も花の色のように移ろい易いもの』という気持ちも込められているとのこと。とは言え、まるで今日の加計学園の獣医学部新設問題のゴタゴタを言い当てているような一句だ。               愛媛県県庁から提示された加計文書に出てくる、加計学園・理事長の加計孝太郎氏と安倍晋三首相が会談した折に、安倍首相が『いいね』と評価したとする文書について、のちに、あれは嘘で担当者が勝手に作り話を語ったものだとマスコミにFAXで送ってきた加計学園からのコメント。時の為政者・安倍晋三首相に関係する重要な内容をこんなFAX一枚の送信で済ますなんて、開いた口が塞がらない。  愛媛県知事は当然、怒り心頭だが、今治・菅良二市長は『加計学園を信じる』と発言。菅市長は何を信じるというのだろうか?加計氏が安倍氏と会って『いいね』と言ったのを信じるのか? 会ってなくて『あれは嘘だった』というのを信じるというのか?そもそも、今治市長は愛媛県からの残りの補助金が出ない時どうするつもりなのだろうか?今治市民税投入を市民にどう説明するつもりだろうか?  国家戦略特区という国策と、安倍晋三首相の腹心の友、加計孝太郎氏が経営する加計学園における獣医学部新設に絡む問題、学校は既に開校され新入生を迎えてスタートしているだけに、今頃、あれはデタラメでしたでは済まない話だ。依怙贔屓と嘘でスタートした加計学園・獣医学部、スタートして間もないのに、後々、大スキャンダルに発展しそうな雰囲気を既に醸し出している。 【後記】  元々、このテーマでは、加計学園における獣医学部新設に関して愛媛県から提示された加計文書について問題にしていたが、今日(5月31日)財務省前理財局長佐川宣寿氏に関するニュースが入ってきた。佐川氏は理財局長としての国会答弁で『森友学園との交渉記録は廃棄して(もはや)存在しない』としてきたが、その後の国会証人喚問では『訴追の恐れ』を理由に詳しい証言を拒否してきた。それが大阪地検特捜部が起訴を見送る方針(不起訴処分)であることが明確になったことを受けて、決裁文書の改竄指示や交渉記録文書の廃棄指示を認める方針だという。何という不誠実なキャリア公務員の姿であろう。許される話ではない、許されていい事件ではない。 ______________________________________________________________________  ◆◇◆ 下記のブログランキングに参加しています。クリックして頂ければ幸いです ◆◇◆   ---------------------------------------------------------------------------------------------------

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