ヨーロッパ夢の旅通信

2005/06/10(金)12:01

英国式お気楽「禅メディテーション」

英国(15)

近頃、欧米では禅が流行している。禅という名前さえ付ければ結構、いろんなものが売れるらしい。で、全然、禅と関係ないものにまでZENなんて名前がついてたりする。 しかし実際、まじめに禅をやっているひとも多く、英国にも驚くほど沢山の禅センターがあって禅メディテーションの会などを開いている。 しかし、この英国式の禅メディテーション、日本の坐禅会などとは、全然雰囲気が違うらしい。 そもそも、日本の曹洞禅や臨済禅だけでなく、いろいろな系統(チベット仏教のティクナトハーン系とか、FWBO系とか・・・)がはいっていて、それぞれに雰囲気もやり方も違うとか。 実は夫は、そのあたりを研究テーマとしていたので、在英中にいろいろなRetreat(ヒーリングのためのメディテーションの会ようのなもの)に参加している。 これが結構、楽しそうなんである。 第一、リトリートを行う場所、というのが、いずれも風光明媚なリゾート地のような場所。 写真をみせてもらったが、いや、ほんとうに絶景かな、という場所ばかり。 しかもお食事も美味しく、 料金も驚くほど安い、と三拍子揃ってる。 2泊3日とか、長いときには1週間ぐらい、そういうすばらしく景色のよいところで、日常のストレスフルな生活から離れて、坐禅を組み、散歩をし、Teaを飲み・・・と、ゆったりとした寛ぎの時間を過ごす。 1週間後には、すっかりリフレッシュできるらしい。 これのヨガバージョンもあるらしく、こちらには私も興味があったので一度ぐらいやってくればよかったなあと、ちょっと後悔している。 この英国式リフレクソロジー型お気楽「禅」の世界は、日本の厳しい「禅」の世界とは全く違う。 ピンと張りつめた禅堂のストイックな雰囲気のなかで厳かな気持で座るということは、それはそれでとってもいいんじゃないか、と私なぞは思うが、 でもリラックスした雰囲気の中でのほんわかとした禅メディテーションも、やはりとても魅力的な気がする。 どちらも非日常というセッティングは同じ。 で、何日か過ごすと心が洗われるという点でも同じ。 効果が同じなら、でもやっぱりラクで美味しいほうがいいかもねえ。

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