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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8323)
カテゴリ:詩
. 貴女にも詩を贈らせてください。 . . . 昨日のあなたの歌声は、 心の中にそっとしまわれている何ものかが 言霊となって 産み出されるかのような 叫びだった . あなたのそのパワフルな声の裏にある 切なさや、寂しさ… 受け止める人々の苦難へむけた 優しさが、メロディになって 届いてきた . 一曲だけ 彼に捧げて歌ってくれたものに 涙する貴女をみて . このように心の深くを巡航する 彼の逞しい精神を見る想いがした . 人は生を閉じようとする時に 誰でも詩人になるように想います… . 何百という詩を綴った彼は 貴女だけには花の香りのする言葉を寄せていた . 男はみな 女の人に想いを寄せるとき 言葉を生み出そうと 草花の沈黙を摘み取ってゆく . そしてそれを貴女に捧げるのだ… この幼稚な捧げ物が 彼のできる精一杯の贈物 最後に示した魂の告白… . それを貴女は大切に受諾する… ここに恋は完成し 愛は育まれてゆく . 大丈夫、大丈夫 ずっとずっと一緒だから… これからも… . 彼が、貴女に添えた心の雫は 七夕の夜に雨となって 降り注ぎ . 天はそれを垣間見て 泣いているような一日だった . 街は雨に暮れ 想いは雫の中にすっぽりと閉じ込められ それをあなたは大切にしまい込み . 彼の遺体をひきとった . あなたは受け継がれた人… こんなにも、生を疑い、救いを求めていた青年の 最後の形跡を 心に刻むもの . 託された…魂の勇者… . . . Eili ... .
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