『断絶した母との再会へ向けて』
.本当は、家族全員と…と言いたいところだけれども、僕の家族はそんなに単純にはいかなくって、もし家族三人の中で神様がたった一人にしか会わせてくれぬというのならば、そんな意地悪な事を言うのであれば、僕は迷わず母さんを選ぶ….本当に長い間断絶しており、そしてまた深く傷ついていた僕なんだけれども…二度と来るでない…とまで言われた家族だけれども、僕がそれでも細い糸のように手繰り寄せたいのは母さんだ…父も姉もをれを全くわかっていない….本当は、父と母に謝ろうとして何年ぶりかに近づいたのにそれを拒んだ姉によって、僕はもう機会を失ったのだ父もそれにならい拒絶した.でも昨日元旦の夜遅くに、はじめて母の方から電話が届いた僕の方からすることがあっても、母の方からかけてくることがない電話にはじめて出て二人で密かに会う約束をしたんだ….もう父にも姉にも邪魔されずに、実家にもよらずに会うしかない…手紙だって、父と姉の目に止まれば、「出すでない!」と怒られる始末…手紙は読んでももらえない….こんなの信頼をおける家族では決してないよ…だから出家までしたんだよ.でも、僕は彼らを否定したいわけではない…むしろその逆さ数年ぶりに会いに行き、今までの苦労や心配かけてきたこと全てを謝罪し自分を導いてくれた人(井上嘉浩くん)がこんな人だったんだて事を…最後に話したかったんだ彼は最後には、ご両親の愛のもとに帰還したんだ…てその事を伝えたかったんだ。門田さんの本を渡しながら….なのにひどい扱いだった…で、僕は機会を永遠に奪われたんだ…姉の家でもないくせに、「二度と来るな、永遠に」とまで突然激昂し、静かな話をすることもできなかったそして危篤状態で生死の境にいた祖母の状況すら教えてくれなかった。昨日元旦に知った。あの日、姉が僕を退け追い出したちょうどその後に、祖母は亡くなったようなんだ。.葬儀にすら呼んでもらえなかった…それどころか知らせてももらえなかった。あけましておめでとうの返事すら来ない….な、なんてひどい家族だろう。.彼女が僕を拒絶し追い出した後、齢100に近い祖母が亡くなったのだ。本当はその祖母の危篤が近づけてくれた縁なのに、それで僕は会いに行ったのに姉はそれを木っ端微塵に台無しにし、それに習って家族の誰一人、僕に祖母の他界の知らせをしてこなかったのだ。僕は間違っても失礼な態度は示していなかった….あれから16日が経過し、母から一本の電話が入る…泣いているようだった。僕は心配でならないと伝えると、彼女も僕が心配でならなかったと言ってもらえ、家族がいると何も話すことができないから…と密かに会う約束をした。.家族が自分の信頼の置ける人ではない…そんな人だっているそれでも、何とかか細い縁をつなぎとめたい…そんな想いはある.だって23年だもの…彼らが罪の精算をしたというのならば、僕だってそれに合わせてしたいんだ…するべきだ.僕はどんなに妨害されても、母さんにだけは会いに行くつもり携帯もスマホも使い方わからない母さんだけど…それは情弱なだけ手紙も読んでもらえない母だけど…それはおそらく、当時を思い出しそうで辛いから….苦労かけた事、心配かけたことそれを心の底から悔やんだことだけは伝えたい.だって、それは、僕の信頼していた朋友だって、苦しみの中でまず真っ先にしたことなんだ…僕はこれさえクリアーされれば、前に進めるような気がする。...Eili ...