2007/03/27(火)09:33
芋たこなんきん 第147話
健次郎の検査結果を聞きに行く町子&純子。
娘思いの和代が同行を頼んだことで純子も病院へ行く事になった。
今度は
妻思いの健次郎が検査結果は純子も一緒にと頼む。
「純子さんも一緒に行ってもらい。あんたひとりやったら聞き間違いせぇへんか心配や。
慌てて早とちりしたら大変やしな。純子さん、お願いします。」
やはり純子って皆から信頼されているみたいです。
健次郎の病気は癌でした
余命半年から1年。
おぉ~~
手術は無理。つまり手遅れか・・・
昨日の予告通り、トボトボ肩を落として廊下を歩く二人。
でも病室に戻ると笑顔で健次郎に報告。
「美人2人が戻ってまいりました」
「どこに美人なんて居てますか」同じように合わせる健次郎。
町子が必死になって明るく見せようと姿にうるうるです。
きっと、元医者だけに手術はしないと聞き、全て理解したと思う。
だから健次郎が天井を見つめている姿がすごく悲しかった。
和代、昭一、晴子、純子たちがこれから町子の心の支えになっていくのだろうね。
滅多に町子の仕事部屋に入ってこない和代が今日だけは町子の為に背中を撫でていた。
台詞がなくてもあの仕草だけで辛さが伝わってきます。
っそれは香川さん、藤山さん、國村さんの演技が上手いからなのでしょう。
残花とは散り残った花のこと。
残花亭とは著者が考えた粋な屋号です。
この本は、「カモカのおっちゃん」の最期を書き記したもの。
田辺聖子による喪主挨拶が収録されている。
何気ない日常と、発病からのいきさつを知った上で読むと、かなり辛い。
残花亭日暦
田辺聖子作品
発芽玄米お粥220g×6個入