清浄の草むら

2008/08/17(日)12:39

これはアブハジア共和国

どうやらグルジアは内部に多くの中央の言うこと聞かない共和国がある。 かのオセチア共和国とて、九州くらいしかないのに、共和国を名乗っているのだ。 わたしとしては、これは驚かずにはいられない。 日本ですら、地方自治の出来ない地方自治体が余りにも多くて、借金ばっかりどいつもこいつも作っているのだ。 県なのに、地方自治と言うのがおかしな話だ。 これこそまやかしなのに何故気付かないのだろう。 県は中央から紐の様に垂れ下がる組織の事を指す。 中央集権の象徴だ。 自治体に付随するのが条例。 地方自治をやるのなら、とっとと藩を甦らせたらどうだ? 実際藩閥のようなものが出来て利権集団やら知事までもがそれに預かり、長い間財産を蚕食しつつ寄生してるからなあ。 しかし今の日本で地方分権なんか出来っこない。 はて、地方自治なのに屋上屋をかけるような地方分権って何だよ? 自治させたら完全に国内で格差が出来てしまうから、国会議員が財産を引っ張って来るのだ。 グルジアは大変だと思う。 国内の統一が未だ出来ていない。 西欧は二百年前に凄惨な殺し合いをして漸く国境と民族問題を片付けてしまった。 フランスの話だけど。 エルザス・ロートリンゲンも併合してしまったしなあ。 南欧の旧ユーゴスラビアも悲惨で国内統一を独自社会主義路線で頑張って来たのに、ある種の余計な住民自決の甘やかし判断の所為で国土は切り刻まれてしまった。 中央のセルビアに反発して連邦を離れたらあれよあれよと言う具合いで小さくなってしまった。 そしたらもう、コソボやモンテネグロまで離れてしまった。 本当にこんなんでいいのかなあ? そのアブハジア共和国がやっぱり分離独立をしたがっているのだけれども、それを後押ししてるのが、ロシア。 国連軍と称してロシアが軍隊を駐留させている。 この国はイスラム教だけど、正教会のロシアがケツモチしてるからややこしい。 チェチェンには情け容赦ないのにね。 そんで、そのアブハジアの人々にロシア国籍を与えているのだそうな。 狙いは判ってる。 NATOに加盟して欧米に流れるグルジアを弱体化させて丸め込む積もりなのだろう。 ここではっきりしてしまう。 プーチンが生きてる時代にソ連の領土を取り返すのだろうか。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る