清浄の草むら

2009/01/16(金)06:35

ノイタミナの新作、Genjiについて

CLANNADを観て聴いて感じて思う事。(30)

この記事を参考までに…。http://www.cyzo.com/2009/01/post_1338.htmlノイタミナというフジテレビの木曜深夜にやるアニメだが、出崎統(さき、の字が大ではなく立)が「あさきゆめみし」の卓袱台を引っ繰り返して作り直した「Genji」が放映された。記事を読めば概要や経緯なんてこれ以上説明する余地はないが、CLANNADを作っていた頃を振り返っていたそうな。しかし、この時間帯はBS-iで京アニのCLANNADがやっている最中なのに、また、その凡そ一時間後にはTBS系列でのCLANNADも放映されている訳だから、何たる当て擦り。要は、「死ぬ理由が解らない」のだそうな。このフレーズで一部の鍵厨(key作品を余りにも愛好し過ぎて前が見えなくなっている人の隠語;しかし本当はらきすた厨なのでは?)は沸騰しているらしい。泣きゲーではヒロイン死なせないと感動出来ない、というお約束がある為に所謂安直な構成が図られる事に異を唱えたのかも知れない。おっと、怒るのはまだ先だ。出崎は90分枠で作る為にキャラや進行を再構成させたようだ。本人はゲームは未プレイのようだ。詳しくは劇場版CLANNADのパンフレットに記されているが、脚本の中村誠は鍵信者らしい。作り直したと言っても、結局はそれで十分な位、沿っているとさえ思える。抑ものテーマが「家族」なのだから、この作品自体が「愛する人を喪って初めて家族の大切さを知る」ものである。実は「ヒロインの死」はターミナルではなく「通過点」若しくは「ターニングポイント」だったりする。スイーツ(笑)と蔑まされているケータイ小説も殆んど「泣きの要素」ばかりである。「人を呪わば穴二つ」(いっぺん、死んでみる?)泣きゲー愛好家(鍵厨)がスイーツ(笑)の映画を嘲笑した所で結局、「エレメンタルな部分が同じ」なのだから、同族相食むとしか言えない。本当は両者(男女の差)とも寂しいのかなあ? さて、Genjiだが、出出しがダイジェストのように展開されたが、この先どう描くのだろうか?これも三ヶ月程度しかやらないから、ギュウギュウ詰めになるんじゃないのか?

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