カテゴリ:ゴルフ
第1回女子ゴルフW杯が南アフリカで行なわれた。日本代表は今年の女子ゴルフの火付け役となった宮里藍と若手のエース北田瑠衣。この2人の組み合わせをどのように選考したのかは分からないが、結果から見ると非常に良いコンビだったのだろう。
この大会は今回が1回目の開催ということもあり、各国ともプライドと威信をかけて望んだと言えるのではないか。私は各国のゴルフについては詳しくは無いが、各国のメンバーは強豪ぞろいという情報を耳にした。 また、コースはかなりの難関であり、フェアウェイはでこぼこで、平らな部分はほとんどないようなコースであり、多くの選手がてこずったはずである。 そんな中で、初日は2人のスコアのうち、良いほうのスコアがチームの結果となる方式を取っており、日本代表は宮里藍のスコアで3位に陣取った。初日で良い位置を取ったのも、優勝できた大きな要因である。 2日目は1つのボールを2人で交互に打ち合う方式で行なわれ、お互いにミスをカバーしあう素晴らしいチームワークと、適所に見られたスーパーショットで1位に躍り出た。この時点で3ヶ国が1位に並び、優勝争いは最終日に繰り越された。 そして最終日。この日は、2人のスコアの合計で競い合う方式で行なわれ、宮里藍はパー73のコースを67で回り、トップの成績で終えた。しかし・・・この日の北田は大乱調。全くパットが入らず、後半にはトリプルボギーも出してしまい、下からの猛追をくらい、ついにはまたもや3ヶ国が首位に並ぶ接戦となった。 だが、ここからが勝負強い2人の見せ所だった。これまで全くパットの入らなかった北田が17Hで5mのパットを沈めてバーディー。そして、宮里藍もバーディーを取って、一気に2位と2打差をつけ優勝を決めたのだ。このパットを見ると、これまで全く入らなかった北田のパットはワザとだったように思えるほどの素晴らしいパットだった。 1回目のW杯で優勝したということは非常にすごい快挙であり、また2人にとって成長できた大会ではなかっただろうか。最終日の北田は大乱調であったが、4歳年下の宮里藍が「下を向かないで上を向いてプレーしよう」と何度も声をかけていたそうだ。プレーをしている時は年の差なんて関係なく、お互いを信じて前向きにプレーすることが大事なんだと感じる大会だった。 これからも、この2人には頑張って欲しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.14 12:40:12
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