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2003年12月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
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♪愛のくらしに少し疲れた あなたとわたし SEXY♪..... 荒井晴彦『身も心も』
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『身も心も(1997年)』
画:奥田瑛二


シナリオライター荒井晴彦の監督第1作。
「撮ってもらえる監督がいなくなった」、というのが監督した動機とのこと。

監督・脚本: 荒井晴彦  原作: 鈴木貞美
プロデューサー: 田辺隆史/ 榎本憲男/ 椎井友紀子/ 代情明彦
企画: 黒澤満/ 植村徹 撮影: 川上皓市 編集: 阿部嘉之
音楽プロデューサー: 伊藤ヨタロウ
出演: 柄本明/ 奥田瑛二/ かたせ梨乃/ 永島暎子/利重剛/ 速水典子/ 津川雅彦/ 加藤治子


<キャスト>


◇関谷善彦(柄本明)◇
妻子と別居している開店休業中のシナリオライター。大学時代の友人・岡本夫妻のニューヨーク出張中の留守番を頼まれ東京を遠く離れた小さな町とへやって来る。

◇原田麗子(永島暎子)◇
岡本良介の妻・綾と親友である麗子は綾から彼女が手伝っていた喫茶店の留守番を頼まれ、関谷善彦と同じくしてこの町へ東京からやって来る。

◇岡本良介(奥田瑛二)◇
「僕は綾に母親を求めていた」「女は20年経つと変わるよな。お袋は変わらん。歳をとるだけだ。」というマザコン男。おかあさんは加藤治子が軽やかに演じています。(後日、加藤治子特集UPします!)

◇岡本 綾(かたせ梨乃)◇
良介との夫婦関係を修復するはずの外国生活が逆に亀裂を深め、麗子は夫良介をニューヨークへ置き去りにしたままこの町に戻って来る。





「俺たちもうすぐ50だなぁ」「ああ、50だ」

全共闘運動を闘った団塊世代。いまや50を前にして人生の岐路に立つ4人の中年男女の愛の年末決算棚卸壮絶肉弾戦。いまや挫折とともに陥ったある種の閉塞感のなかで分別臭い中年男女を演じてはいるが、その内面は、いつまでも青年時代のまま成長していない二人の男
「大学解体って言ってたくせに、おまえは今、大学の教師だ」岡本良介と
「ゴダールはシナリオなしで映画を撮るって言ってたおまえがシナリオ・ライターだ」関谷善彦。
いまだに青春を引きずる全共闘世代の男女4人の愛の彷徨を描いた心理ドラマ。成人指定です。




昭和ポップス最高の名花!石川セリ

「SEXY」(下田逸郎作詞・作曲)

子供みたいに笑うあなたが 急に黙ってセクシー
旅に出るなら 夜の飛行機
つぶやくあなた セクシー
夜の深さにふたり溶けてゆくのね

愛の言葉はみつめあうこと
ふたつの心 セクシー

愛の暮らしに少し疲れた あなたとわたし セクシー
明日のことは 誰も知らない
だから今夜は セクシー
夜の深さにふたり溶けてゆくのね

愛の言葉はみつめあうこと
ふたつのからだ セクシー

挿入歌は名作「SEXY」。昭和ポップス最高の名花石川セリとオリジナルの下田逸郎の名唱も挿入されています。

 関谷善彦は学生運動中にバリケードを壊しにきた機動隊に火炎ビンを投げ付け、3年間投獄されている間に、当時彼の恋人であった綾を親友の岡本良介に奪われたのだった。原田麗子はその頃からの綾の親友で、岡本良助の元彼女でもあったが出獄までの3年が待てなかった綾の気持ちの揺れを逐一聞いていた仲である。
ほとんど初対面で出会った関谷と麗子の話題は、互いの共通の友人である岡本夫妻のことばかりだった。ある夜、岡本夫婦の留守宅で酔っ払った麗子は綾の口調を真似て、「3年が待てなかったのよ」と関谷に言った。関谷もふざけて良介の真似をして応じる。なかば冗談なかば本気で、麗子は綾を、関谷は良介を演じて、互いの心中を語りあう。擬似夫婦を演ずるうちにお互いの過去の恋愛関係や生き様を暴きたて、叶えられなかった本当の愛と偽りの演ずる愛とがないまぜになって、人格を交換しながら性行為に及ぶ。共に親友に裏切られ、恋人を奪われた男と女。青春時代にすれ違った男と女が、傷つけ傷つけられ、その傷を舐め合い結びついて行く過程は作品に重層性を与える素晴らしい演出。ただ結ばれるのが当夜でなく翌日というのが少々流れを止めてしまっている。
 一方綾は、良介をニューヨークに置き去りにしたままこの町に戻って来てしまう。再会した綾と関谷は昔のことを思い出し、どちらからともなく関係してしまう。それからも関谷は、どっちつかずのまま、麗子とも綾とも関係を続ける。やがて、ニューヨークから良介が戻って来るが、彼は関谷に対する過去の裏切りがまだ割り切れずにいた.....。


 永島瑛子と職場の後輩、永島瑛子と柄本明、かたせ梨乃と柄本明、それぞれの組み合わせにおける肌合いの違いを描き分けた荒井晴彦の優れた演出はロマンポルノで培われたものであろう。観念の共同体という特別な連帯を共同幻想として共有したであろう彼らの青春時代の残り香が、挫折とともに陥ったある種の閉塞感のなかで、発酵してゆく様が官能的に描かれてゆきます。(この映画の壮絶とも云える激しい官能シーンはヤフオクでも高値を呼んでいました。今はやはり荒井晴彦脚本の『皆月』です。)腐れ縁的ながらも中年になった4人の哀歓を情緒たっぷり、行間にペーソスをにじませながら描いたまさに大人の恋愛映画の秀作です。
二枚目の奥田瑛二が女房に逃げられ、さえない中年男の柄本明がモテモテという設定が面白い。何を考えているのか分からないが、三角関係を続ける柄本明の表情と身体は特筆に値する。柄本さんの顔が凄く村上春樹に似て見えるシーンがあり笑っちゃいます。柄本明の裸体が云っちゃ悪いけどなんとなく薄汚くてわびしい中年の雰囲気を醸し出しているのがいい。全然似合わないファッションも背中に例の孤独と哀しさがはりついていてナイスです。終盤の、奥田瑛二とかたせ梨乃夫婦が別れる場面、奥田が母親役の加藤治子をニューヨークに誘う場面も説得力があり見所です。
大方、台詞が多いフランスの恋愛映画を意識した作品でワンシーンワンカットのような長廻しを多用し、台詞廻しもわかりずらいところがあり、どこかぎこちなさを感じさせるところもある作品ですが、台詞そのもので何かを説明するというより、台詞と台詞の間にある「間」で観客にニュアンスを感じさせ、結果的には破局や別離を描いていても何か清々しい後味を残します。それは、この映画は青春時代に決着をつけようとあくせくする中年男女の性を通した再生の物語でもあるからです。この映画のもつもの哀しさ、登場する男たち女たちの、何と滑稽なことか。本人たちは大真面目だから、余計に滑稽だし、本人たちが滑稽さを半ば自覚しているであろうことを考えると、なんだか切なく哀れで身に沁みる映画です。終盤、室内プールでの衰えを知らないかたせ梨乃のナイスバディの美しさに息を呑むのは私だけではないはず。男にとって女のニュアンスだけは尽くしがたくまた汲みがたい...。



荒井晴彦(シナリオ作家・映画監督)

1947年1月26日 東京都生まれ。
早稲田大学抹籍後、[映画芸術]の復刊に参加。その後、若松プロの助監督を経て、シナリオライターとして足立正生と田中陽造に師事する。77年、曽根中生監督作品「新宿乱れ街・いくまで待って」で脚本家としてデビュー。以来、神代辰巳監督作品「赫い髪の女」(79年)「もどり川」(83年)「噛む女」(88年)、藤田敏八監督作品「ダブルベット」(83年)「リボルバー」(88年)、澤井信一郎監督作品「Wの悲劇」(84年)「恋人たちの時刻」(87年)、根岸吉太郎監督作品「遠雷」(81年)「キャバレー日記」(82年)「ひとひらの雪」(85年)「絆-きずな-」(98年)、榎戸耕史監督作品「ありふれた愛に関する調査」(92年)など数々の話題作、ヒット作を手がける。また、97年には「身も心も」で監督デビューを果たし、高い評価を得た。今やシナリオライターとしてのみならず、映画界でのマルチな活躍ぶりが注目を集めている。

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最終更新日  2004年11月27日 08時52分07秒
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