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2006年03月25日
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○o。Listen to My Voice!いいうたいろいろ...沢 知恵 。o○



名盤!LIVE CD『わたしが一番きれいだったとき』cosmos records/CMCA 2019/2005年 2,940円(税込み)

ライヴを観たら、その説得力に間違いなく圧倒され、その瞬間にファンになってしまうヴォーカリストが沢知恵だ。彼女が数々のライヴで歌ってきた曲を収録し、それはカヴァー集ともなっているが、自作曲の歌としか思えない深い響きを持った歌となっている。 2002年から2004年のライブの中から選りすぐりのテイクを収録。「詩と詞の間をさまよいながら」うたってきた沢 知恵、感動の軌跡。やさしく、ときにつよく語りかける唯一無比のピアノ弾き語りワールド。


1.人生の贈り物―他に望むものはない― (ヤン・ヒウン:詞/さだまさし:訳/曲)
2.わたしが一番きれいだったとき (茨木のり子:詩/沢 知恵:曲)
3.スウィート・メモリーズ (松本 隆:詞/大村雅朗:曲)
4.ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー(パティ・S・ヒル:詞/ミルドレッド・J・ヒル:曲)
5.ひこうき雲(荒井由実:詞/曲)*35歳で自らの命を断った友人、故・鷺沢萌に捧げた曲。
6.ラヴ・アローン(ホンジャ・サラン)(ト・ジョンホァン:詩/沢 知恵:訳/イ・コニョン:曲)
7.コスモスのうた「詩の歌」より (まどみちお:詩/三善 晃:曲)
8.黒いカバン(赤いチャリンコ)(岡本おさみ:詞/泉谷しげる:曲(沢 知恵:かえうた))
9.自分の感受性くらい (茨木のり子:詩/中川五郎:曲)
10.おなじ (沢 知恵:詞/曲)
11.さとうきび畑 (寺島尚彦:詞/曲)




沢知恵は、歌うように語り、語るように歌う.....。

第一曲目「人生の贈り物 ~他に望むものはない~」は、ハングル語のアカペラで歌い始め、日本語と繋がる感動の名作!ピアノと歌が、体の中にドーンと入ってくる。沢さんの歌は、日本語にせよ韓国語にせよ英語にせよ「言葉」がクリアでとても美しい。歌という表現方法が持つ力と真摯に向き合ってきた彼女の力強く、とてもしなやかなVOICE。心癒され、現れる<本物のうた> !彼女のVOICEの美しさに戦慄する!ここには、何よりも心の底から響く歌がある。ジャンルぶっちぎり、唯一無比の沢知恵ピアノ弾き語りワールド!本場アメリカでゴスペルを歌って育った本物のクリスチャン・シンガー(注)、沢知恵が歌う待望のアルバム。
(注)ご当人曰く、私はいわゆるゴスペル・シンガーではありません。歌手がたまたまクリスチャンなだけです。本当は何をうたってたって、神様への賛美なんですけどね。

 

「人生の贈り物 ~他に望むものはない~」

季節の花がこれほど美しいことに
歳を取るまで少しも気づかなかった
美しく老いてゆくことがどれ程に
難しいかということさえ気づかなかった
 もしももう一度だけ若さをくれると言われても
 おそらく私はそっと断わるだろう
 若き日のときめきや迷いをもう一度
 繰り返すなんてそれはもう望むものではない

  それが人生の秘密
  それが人生の贈り物



季節の花や人の命の短さに
歳を取るまで少しも気づかなかった
人は憎み諍いそして傷ついて
いつか許し合う日が来るのだろう
そして言葉も要らない友になって行くのだろう
迷った分だけ深く慈しみ

並んで座って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友が居れば 他になにも望むものはない
他になにも望むものはない
他になにも望むものはない

 それが人生の秘密
 それが人生の贈り物

(作詞:ヤン・ヒウン、訳詞、作曲:さだまさし )

2003年8月6日、今や夏の恒例イベントとなったさだまさしの「夏・長崎から」コンサートで、韓国最大のフォークシンガーであり、韓国フォーク界を牽引する代表的女性歌手「楊 姫銀(ヤン・ヒウン)」とさだまさしが競演した。この時披露された歌は、楊 姫銀の作詞、さだまさし作曲による新曲で、年老いた主人公が、ゆるやかに過ぎてゆく日々を淡々と、しかし喜びをこめて歌った曲であり、NHK-BSで放送されるやいなや、全国で大反響を呼び、そのCD化を望む声が各地から殺到した。



「自分の感受性くらい」

ぱさぱさに渇いてゆく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか



苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ



~茨木のり子「自分の感受性くらい」花神社



2枚組LIVE盤CD『一期一会』

  1971年神奈川県で日本人の父と韓国人の母の間に生まれる。父、沢正彦は戦後日本人として韓国に初めて宣教師として行った日本基督教団の牧師。母金纓は『それでも私は旅に出る』(岩波書店)という著作もある女傑?!牧師だった両親と共に韓国、米国、日本と移り住み、クラッシック、ゴスペル、ジャズなど様々な音楽と触れる。本場アメリカでゴスペルを歌って育った本物のクリスチャン・シンガーです。



CD『BLACK COMPLEX』

3歳のころからピアノをはじめた沢知恵は、'73年からソウル、'77年からアメリカに移住経験を持ち、特にアメリカでゴスペルやジャズに触れた体験が、現在に至るまでの彼女の音楽のあり方に影響をあたえている。'91年東京藝術大学音楽学部楽理科在学中に歌手デビュー。



ジョージ・デューク、プロデュース1st!『Tomoe Sings』

96年より韓国でもライブ活動を始め、98年には韓国で初めて日本人による日本語の歌を公式に歌う事を許可されたシンガーで、日本語でうたい話題になる。
彼女の母方の祖父が『朝鮮詩集』『朝鮮童謡選』『朝鮮民謡選』(いずれも岩波文庫)などで日本にもなじみのあった金素雲という、戦前戦後に日韓にまたがって活躍された偉大な文学者であるという「血」も彼女に力を与えているのでしょう。名曲「こころ」は、金東鳴(キム・トンミョン)作詞、金素雲訳詩のものです。



「それに歌を歌っていく上で、いろいろな意味で自分を知らなければならない。女性であること、日本人であること、韓国人であること……。いろいろな私の側面の中で、避けられない部分の一つがコリア的なもので、一度そこを通過しなければなかったということもあると思います。」

彼女のソウルでの初ライブは、韓国政府が日本の大衆文化を開放する前の1996年の秋だった。当然ながらいくつか制限があった。まず、あくまで祖父を追慕する文学行事の一環として行うこと、そして「日本語はダメ」ということだった。が、なにしろ彼女は韓国政府の正式の許可を得て、ソウルの若者たちの街である「デハクロ(大学路)」で歌った。韓国のマスコミも「日本人歌手の母の国でのデビュー」として大きく報じた。これはまさに祖父が「筆」を持って努めた相互理解の架け橋を、「歌」をもって実現しようとするものだった。



第40回日本レコード大賞アジア音楽賞受賞。 2001年より毎年香川県ハンセン病療養所大島青松園で無料コンサートを続けている。現在までに15枚のアルバムを発表し、確実な音楽性と説得力のある歌声で、ジャンル、世代、国をこえて幅広いファンに支持され聴き手を魅了しつづけている。



『First Live in Seoul』

「普通、アルバムを作って、ツアーに出ますよね。でも、私の場合は逆で、ライヴで曲を発表して聴衆と一体になって、理屈じゃなく“この曲はイケル”って感じる時があるんですよ。そう思った曲が貯まったらアルバムにするんです。だから、作品ではなく、記録なんです。前のアルバムから今のアルバムまでの間をどう生きたか、どう歌ってきたかの。」

沢さんのコンサートはアカペラの「アメイジング・グレイス」で始まります。彼女は英語・韓国語・日本語で歌います。沢さんのコンサートはお客さんの反応や状況に合わせて選曲。一度として同じ選曲のコンサートはしたことがない。まさに一期一会。その場限りのハーモニを求めて歌い続けています。ライブの途中でも、曲目を変更するので同じライブは2つとないというこだわりです。まさにLIVEシンガー沢知恵音楽の真髄がここにあります!



「いろいろな音楽の在り方があっていいと思うけれど、私は大体こんなふうにやっていくのだなぁというのが見えてきました。日々の生活の中で出会ったり、その中から生まれてくるものを<うた>としてライヴで発表し、理屈をこえて「いける」と思ったもの、大袈裟に言えば、100年は超えると思えるものだけを記録=レコードとして残しているつもりです」



Listen to My Voice!いいうたいろいろ...沢 知恵■後編■は前のページ3/24にあります。続いてご覧ください。






最終更新日  2006年03月25日 14時37分30秒
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