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2011年01月01日
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「二十四の瞳」「浮雲」など数々の名作に主演し、戦後を代表する女優の高峰秀子(たかみね・ひでこ、本名・松山秀子=まつやま・ひでこ)さんが、12月28日午前5時28分、肺がんのため亡くなった。

 86歳だった。近親者で密葬を行った。喪主は夫で映画監督の松山善三(まつやま・ぜんぞう)氏。

 北海道函館市生まれ。戦前から子役として活躍し、山本嘉次郎監督の「綴方(つづりかた)教室」などに出演。戦後は、1950年代から60年代にかけて、木下恵介、成瀬巳喜男両監督の作品に相次いで主演。「カルメン故郷に帰る」「喜びも悲しみも幾歳月」「流れる」などで、名女優の地位を確立した。79年の「衝動殺人息子よ」まで、数多くの映画に出演。映画以外でも多才ぶりを発揮し、76年の「わたしの渡世日記」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。



2005/05/30 に発表した『 ALL ABOUT MY 高峰秀子第一夜!』の再録です。第二夜は未完でした。残念でした。

ALL ABOUT MY 高峰秀子、第一夜 。o○
松山善三監督作品『名もなく貧しく美しく』『六條ゆきやま紬』



◇大女優 高峰秀子◇
日本映画史上最高の演技派女優・高峰秀子は1924年3月27日、函館市に生まれた。母の死によって叔母の養女になり上京。1929(昭和4)年、5歳のとき松竹蒲田・川田芳子主演『母』の子役に応募。60人のなかから選び出されてデビュー 。以来、400本以上(!)の作品に出演。名子役の名をほしいままにする。名子役は大成しない、というジンクスを覆し、子役、少女役、成人役と、トップスターであり続けたのは、世界でも例をみない。戦後は木下恵介の『女の園』『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』成瀬己喜男の『あらくれ』『放浪記』『浮雲』など、両名匠の作品に次々に主演。彼女を起用した監督も凄い。木下恵介、松山善三、成瀬巳喜男、小津安二郎、五所平之助、豊田四郎、稲垣浩、野村芳太郎ら時代を代表する名監督の作品に主演を果たし、演じた役も様々で、初々しい新任先生、ノイローゼの女学生、未亡人、聾唖の母、 はては頭の弱いストリッパーまで、演技の幅は実に多彩。卓越した表現力でその役すべてに存在感を与え、多くの傑作に名を残している。不世出の大女優 高峰秀子の軌跡を辿ると、二十世紀最大の大衆文化であった日本映画の黄金期がみえてきます。



ALL ABOUT MY 高峰秀子(MOTHER)



『名もなく貧しく美しく』(1961)毎日映画コンクール女優主演賞受賞

■監督/脚本 松山善三 撮影 玉井正夫 音楽 林光

■出演 小林桂樹 高峰秀子 原泉 草笛光子 沼田曜一 藤原釜足 加山雄三



聾学校の同窓会の催しで出会った秋子と道夫は、交際を経て結婚することとなる。聾唖者同士の結婚で、果たして健全な子供が生まれるか、という不安をよそにやがて生まれる子供は元気な赤ん坊で、二人の静かな生活には灯がともった様に明るくなっていく。しかし、耳が聴こえないがためにその子は命を落とすことになり、二人の生活は再び闇の中に迷い込む。しばらくして生まれた第二子を一郎と名付け、彼はすくすくと成長していく。健常者ではない両親を一郎は成長するにつれ疎んじるようになるのだが・・・。



戦後、手話通訳もない、何の情報もない時代に差別や偏見の中で生きる聾唖者の夫婦が、終戦前後から戦後の混乱期と苦難の時代に、貧しいながらも、お互いを支えつつ強い夫婦愛で生き抜いた感動の物語。有楽町の街頭で出会った、靴磨きの聾唖者夫婦。彼らの愛情に充ちた姿に強くうたれて筆をとった松山善三が、丹精こめた脚本で、自ら演出した第一回監督作品。松山善三が、恩師の木下恵介のために書き下ろした脚本だったらしいが、木下と意見が合わずに、みずから監督をして作った名作!夫婦二人の会話はすべて手話で、観客にはスーパーを付けるという画期的、文学的手法をとった。(妻・秋子は聾だが、秋子が聾ゆえにうまく発音(発声)できなくたどたどしい日本語を話す。また、この映画では、字幕の台詞を観客が読む時間と合わせる為ゆっくり手話をしています。)高峰、小林が稀有の名演で向きあう手話場面には、電車の轟音、電車車両の窓といった映像を配した演出が素晴らしく、手話を、最も衝撃的に世間の人々にアッピールした作品でもある。



二人の手話による演技、林光の音楽が二人の心を通い合うようで素晴らしく美しく、涙を抑えることができない作品です。決して「泣かせ」が先にありき、なのではなく、小林桂樹、高峰秀子演ずるろう夫婦の必死な生き方が、それだけで強く胸を打つ。この作品以降、読唇術から手話への切り替えが進んだそうで、小林さんが街で肩を叩かれて振り向くと、「あなたを映画で見ました」と手話で話しかけてくる聾唖の方が沢山いたそうです。冒頭と最後に登場する影絵による手話がストレートにテーマを訴えかけてくる。タイトルは昨今の韓流純愛ドラマみたいだが、ちょいと役者の桁が百万桁は違うのココロ!今観ても決して色褪せない、むしろ今観ることにこそ、大きな価値のある映画です。
この先も時を経るほど、この作品の価値は重みを増すにちがいない! この映画を愛してやまない!



この映画にはラストシーンの全く異なる、正反対の2つのバージョンがあって、秋子の死に終わるヴァージョンはアメリカでは養子とにこやかに抱き合うというシーンに改変させられている。



松山さんはハンディキャップを持っている人の映画を多く撮ってきたが、その原点は病に苦しんだ母の姿だという。サリドマイド児を描いた「典子は、今」、ポリオをテーマとした「われ一粒の麦なれど」、老人介護を描いた「一本の手」などの作品もある。





■「一本の鉛筆」(松山善三:詩/佐藤勝:曲)■

あなたに聞いてもらいたい あなたに読んでもらいたい
あなたに歌ってもらいたい あなたに信じてもらいたい
一本の鉛筆があれば 私はあなたへの愛をかく
一本の鉛筆があれば 戦争はいやだと書く

あなたに夢をおくりたい あなたに愛をおくりたい
あなたに春をおくりたい あなたに世界をおくいたい
一枚のザラ紙があれば 私は子供が欲しいとかく
一枚のザラ紙があれば あなたをかえしてと私は書く

一本の鉛筆があれば 八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば 人間のいのちと私は書く



◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇

知られざる傑作!『六條ゆきやま紬』1965年(S40)/東京映画/白黒/106分



■製作:佐藤一郎、椎野英之/監督・脚本:松山善三/美術:小島基司/音楽:佐藤勝/撮影・岡崎宏三
■出演:高峰秀子、小林桂樹、毛利菊枝、フランキー堺、神山繁



黒い海が荒れ狂う日本海の貧しい漁村。砂塵に吹きつけられ、よろめくように一軒の家に入ったいねは、“ハハキトク"の電報を握りしめていた。出て来た母は「いね、あげな家には帰るな!」と激しくいねをひきとめた。



夫・松山善三監督作品『六條ゆきやま紬』
一般的には林芙美子の同名小説を映画化した成瀬巳喜男の「浮雲」が、、高峰秀子の代表作であり、世界の映画史に燦然と輝く名作中の名作と言われていますが、その「浮雲」の完成度には及ばないものの、高峰秀子の演技力に目を見張るこの作品は、高峰秀子の存在感と美しさが圧倒的に作品を支配している隠れた名品です。



六條家は、ゆきやま紬に二百年の伝統をもち、六條天皇の血を引く一族で、平家の落人からゆきやま紬の織り方を受けつぎ、今まで来た由緒ある格式を誇る家柄であった。昭和に入り六條家の当主であった九代目久右衛門は、周囲の反対を押し切って、土地の温泉芸者いねと結婚したのだった。だが久右衛門は、戦後の化繊時代に追われ、不況のどん底で自殺をとげた。



「綺麗なだけではない雪の表現。白のトーンを四段階に分けた」という岡崎宏三キャメラマン人生の1本。シネスコでロングの構図で岡崎宏三は見事に雪深い土地の閉塞した空気を表した。白と黒のディテールとコントラストに徹底してこだわった岡崎はこの作品と「波影」で数々の撮影賞に輝いた。



当初から結婚に反対されて嫁となったいねは、夫の死後、姑の美乃をはじめとする親類一族の中傷を一身に集めたが、いねは夫の遺志をついで“ゆきやま紬"一すじに奔走した。いねの片腕として、陰にひなたに、いねをかばう治郎は、亡夫が拾い育てた孤児であったがその治郎に対しても、周囲の目はいねと結びつけずにはいなかった。だが中傷の中で、固く結ばれた二人の努力は、無形文化財ゆきやま紬を作りあげた。いねはこれを機に六條家を去る決心を固めた。治郎を秘かに慕う職場の娘乃理子は、いねと治郎の噂に悩んだ末、雪の中で、自らの命を断った。六條家の二百年忌法要の日、いねは、六條家の宴席に自分の場所がないことを知り、心がふさいだ。



そのいねに追いうちをかけるように、姑美乃から、唄を強要されたいねは涙ながらに“おけさ"を歌う。このシーンの高嶺秀子の演技はとてつもなく素晴らしい。姑からの手酷い仕打ちに耐え続けた女がラスト近くの法事で自分で酌をして、まわりから嘲笑と共に求められたにもかかわらず、爆発した思いで「おけさ」を歌う様はちと震えた。高峰秀子、会心の名演と観た!毛利菊枝の凄まじい姑も凄いぞ!
治郎といねの二人は屋敷を出た。だが、治郎は、このままいねとゆくと、噂に敗けたことになると言いながら、雪のホームに飛び降りた。いねを乗せた汽車が、雪の平野に消えていった。



名著!『わたしの渡世日記 上・下』(文春文庫・日本エッセイスト・クラブ賞受賞)
「人間嫌い」「骨の髄までニヒリスト」

ekato

映画と対話するために.....。!U^ェ^U







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最終更新日  2011年01月27日 02時12分40秒
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