2003年10月08日

微熱少年の夢見たユートピア.....ユズキカズの幻視する永遠の夏休み!

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ユズキカズは寡作な短編作家です。キャリアは割と古いのですが下記の作品集の他に「水 街」「枇杷の樹の下で」の2冊が復刊されているだけだと思います。第一作品集「枇杷の樹の下で」の後書きで「少年の性を意識する以前のエロティックな気分」を表現した作品であると作者は語っており、少年と少女たちの開花寸前の濃密な性的生命力といったものがむせかえるほどに描かれています。緻密なベン画によって執拗に描き込まれるその動植物や、街や路地の細密描写の醸し出す甘美でシュールな世界は素晴らしく独創的で他に類を見ない。私的には山本政志の傑作「ロビンソンの庭」の空気感に覚える奇妙な懐かしさと同質なものを感じます。
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-「 水 街 」-
1990年10月25日初版 日本文華社

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庭は植物が繁茂、増殖し、空からは鳥が落下し、小動物や昆虫が横行する豊かな庭、エロスを誘う庭であって欲しい。

~作者あとがき から

-第一作品集「枇杷の樹の下で」-
昭和61年3月10日初版 日本文芸社


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-お宝-

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-「天幕の街」-
昭和62年5月10日初版 東京三世社
-「マハラジャ日和」-
1993年5月1日初版 河出書房新社



-庭と植物 縁側 少女-

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あの日に帰りたい!

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最終更新日  2003年10月30日 07時28分26秒
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