6/20 FANIA NIGHT “LATIN GLORY FROM N.Y.” @Eggman
FANIA NIGHT “LATIN GLORY FROM NY” 日時:2007年6月20日(水) open19:00 / close21:30 場所:shibuya eggman 入場料:\2,000(1ドンリンク込み)出演:DJ 西川みのる+矢野沙織主催/コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社 http://eggman.jp/venue/flyer/6938現在、V2 Recordsより再発が開始されているFANIAの名盤達。しかし、その記念イベントがあることを当日まで知らなかった。しかも知らないDJにラテンと関係あるとは思えない若手サックス奏者。既存のラテン業界とは接点のないイベントなのは内容を見ただけでわかるが、とはいえどんな風にFANIAを売ろうとしているのか興味があり足を運んだ。会場はほとんど業界関係者風。いけてるオヤジといけてないオヤジが半々。女性陣はいい女風多し。踊りたいサルサ好きも6,7組はいる。ラテン業界からはエル・カミナンテ岡本氏にカルロス菅野氏がいらっしゃる。岡本氏はファニア再発を強力に推し進めた当事者でありカルロス氏はライナーを書いているという。DJ西川はゲイちっくなステップを踏みながらオールドスクールなラテンをかけ続ける。が、ダンスには速い曲ばかりに偏る。彼がサルサを踊ったことがない証拠だ。そのうち急にファンク~ディスコに移行。当たり前なことだがダンスフロアは一気に退く。彼がペアダンス業界を知らない証拠だ。いや、スウィング・ダンスのペアが残ってくれた。DJ CHANGO夫妻だ。ほどなくラテンに戻さざるを得なくなる。いやいや、サルサダンサーに対応できなかった、と言う店でDJを責めるのは僕の本意ではない。FANIAの音源を他のクラブミュージックの文脈でもっとうまく使うようなプレゼンができないと、売れないと思うのだ。そういう意味でDJ西川の起用は期待はずれだった、ということだ。その点、afrontierやBOSCAのといったクラブジャズ系パーティの方がよほど進んでいる。そして、更に意味不明だったのは矢野沙織。同じコロムビアの所属アーティストである、ということと、ついでにテレビの収録(7/8放送予定のみゅーじん 音遊人)をしたかった、ということなのだろうが、FANIAにダンモでは、あまりに戦略がない。彼女自体はナイスバディ(足!)に童顔、子供っぽいしゃべりと伝統に忠実なモダンジャズのバランスが面白く、アイドル的に人気が出るのはよくわかる。パーティの趣旨に沿って一曲チャチャチャを演奏。矢野に『踊って』と言われるまでもなく、真ん中で踊った。これテレビに映るかな?などと色気出しつつ。V2に予算がないだろうことは想像が付く。そうであればこそ、もっと効果的に行きたい。売れなければ、せっかくの再発は続かないのだから。担当の太田さん、応援しますよ!