マヤ・デレン@イメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/deren/index.htmlイメージフォーラムにてマヤ・デレン7作品を見た。フライヤに書かれている「やがて彼女はヴードゥー教の研究に傾倒し、ハイチで芸術の女神として崇められるまでになる。 」という経歴に惹かれたのだが、どうやら映画制作はハイチに行く前であったようで、その映像にアフリカ的要素は見いだせなかった。期待が間違っていたということだろう。ダンス映像として一番面白かったのは、Ritual in Transfigured Timeの中で多人数の男女が親しげに/無関係に/頻繁に/交差するシーン。そしてMeditation in Violenceでの太極拳も美しい。両方とも踊ってみたいと感じた。「ダンサー、文化人類学者、巫女、映画作家。多様な活動でアンディ・ウォーホルやジョナス・メカスといったニューヨークのアーティストたちの注目の的であり、彼女が発散する創造的なエネルギーは、マルセル・ドゥシャンやアナイス・ニンも瞠目した」という経歴にふと今は無き友を思い出してしまった。彼女の人生のドキュメンタリ”鏡の中の~”を見なくては。音楽ジョンゾーンだし。