|
カテゴリ:万年筆
万年筆日記 26日目 <アウロラ 88 ソーレ (AURORA 88 SOLE)>
万年筆店のウィンドウに並んでいるのを見てずっと欲しかったペンを ようやく購入できました。 イタリアを代表する筆記具メーカー アウロラ 88シリーズ限定品 ソーレです。 限定888本。 88シリーズの限定品と言えばこのソーレからネブローザ、マルスへと 続いていくわけですが、持っているだけで気分が明るくなれるこの軸色が気に入りました。 ソーレは過去にオプティマベースやミニサイズが出ていますが、 個人的にはこの88ベースが一番かっこいいと感じてます。 ペン自体の長さはそれほどでもなく、収納時の長さだけで言えば パイロットのカスタム74よりもちょっと短くて太め。 派手な外観も相まって大きく見えるけど、そんなことはありません。 キャップをポストした時はそこそこの長さに。 キャップは軽めなので筆記バランス的には挿して使った方がよさそうです。 アウロラと言えばこの曲線的なクリップ。芸術的。 やはりキャップはポストして使うべきですよね。かっこいいというのは大事な要素ですから。 ペン先は通常の88シリーズと違い限定品は18kになっています。 筆圧を掛けないようにしているので撓りは感じませんが、 腰があって書きやすいですよ。 インクビューも、インクが無い状態で若干ブラウンっぽい色が付いていて 高級感を損ないません。 胴軸とインクビューの間には若干の段差があるのですが、 適度にRが付いていて角が気になることはありません。 昔のオプティマあたりではインクビューがもろくて壊れやすいという情報を散見しますが 最近のモデルはどうなんでしょうか。 このソーレは十分な剛性があるように思えますが。 壊れてからでは遅いので大事に扱うに越したことは無いですね。 手持ちのオレンジマーブル軸を並べてみました。上から パイロット グランセNC 太陽 デルタ ドルチェビータ ウェイ アウロラ 88 ソーレ 一概にオレンジマーブルと言っても色合いがかなり異なり、 個人個人で好みが分かれるところだと思います。 今回は初アウロラと言うこともあって、字幅は定番のFにしました。 購入当時はインクフローがやたらと渋くて、あれれ?ペン先がエボナイトだから? と思ったのですが、しばらく使っても改善しなかったので ペンクリニックに持ち込んで宍倉先生に調整してもらいました。 結果はスリットが閉じすぎ、とのことでした。 購入時に試筆しているんですが、やっぱり付けペンじゃ分からないですね。 筆記感はよく言われるようなアウロラ=サリサリではなく、 個体差なのかもしれませんが、程よい抵抗感が残る書き心地です。 字幅は国産のFよりも若干太いかな!?レベルなので使い勝手は抜群に良いです。 総じて持った時のサイズ感やペン先の性能など、基本性能のレベルはかなり高くて デザイン的な観点からも値段に見合ったペンだと思います。 イタリア製万年筆あなどれません。 この位の価格帯になると、そうそう購入出来ないので、 大事に使い込んでいこうと思う次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月08日 12時43分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[万年筆] カテゴリの最新記事
|