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2019年04月08日
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カテゴリ:万年筆
万年筆日記 31日目
デルタ ドルチェビータ ピストンフィリング / DELTA Dolce Vita Piston Filling

万年筆好きな皆様ならすでにご存じの通り、
イタリアのデルタ社が2018年2月に廃業しました。

デルタと言えばオレンジ軸のドルチェビータ ミディアムが超有名ですよね。
廃業から1年経ち、残念ながら新品で購入することは難しいと思われた矢先、
海外の新品ストック品と思われるブツがネットショップで売っていました。



どーん。ドルチェビータ ピストンフィリング。
しかもペン先18kモデル。

あまり情報が無くて詳しいことは分からないんですが、
ピストンフィリングが販売開始したのは2008年12月ごろ。
そしてミディアムが18kから14kになったが2011年ごろのようなので、
結構長い間眠っていたのでしょうか?

そもそもピストンフィリングに18kモデルは存在していないでは?
という疑問も残ります。
なんにせよ新品で購入出来たことはラッキーとしか言いようがありません。



かなりの大型軸ですね。ミディアムよりもさらに大きいようです・・・
比較したことが無いのでよくわかりません。



キャップをポストすると、ほぼ棒です。
普通の成人男性の手のサイズだとちょっと持て余すレベル。



ペン先は他にもMとFがあったのですが、この巨大軸にして極細。
ギャップが面白いかなと思いまして。この個体はかなり細い線が書けます。



ピストンフィリングなのでインクビュー付き。
ただ、この吸入式はペリカンなどの胴軸内すべてがインクで満たされる方式ではなく
コンバータ内蔵しているだけなので、あまり沢山のインクは吸えないようです。



キャップはミディアムと共通なのか・・・な?



そしてこの吸入機構。尻軸は黒いキャップになっていて、
外すとピストン回しが出現。金属製でやたらとごつい。
ペンの先端にこの重量物が付いていたら
軸のバランスも何もあったものではないですね。



さて、順番は前後しますが、開封の儀を。まずは外箱。



パカっと開くとカタログ、説明書、インクが出てきます。


そして説明書をめくると、本体が。



ペン一本にこの箱、ケース。笑うしかありませんね。
アウロラも同様に箱がやたらと豪華ですが・・・この辺はさすがイタリア製。



取り出したペンをすでに持っているウェイ(下側)と並べてみました。
ウェイはスリムとほぼ同じサイズなのですが、太さがかなり違うことが分かりますね。
そして意外にもキャップ付きの全長は大差ないレベル。



キャップを外してみるとウェイのほうが1cmぐらい短いです。
ニブの大きさもかなり違う。



そんな大きくて太いペンだから、なんとインク瓶に首軸が入らないという・・・
首軸の先端までずん胴ですからね。ちなみに試したのは色彩雫の小瓶です。



気を取り直して色彩雫の大瓶から孔雀を少々吸わせてみました。
画像だとボールペンと似たような太さですが、
感覚としては0.7mmのボールペンよりも若干細いかなと。
このEFはかなり細めじゃないでしょうか。



次はキャップポスト時の長さ比較。

その1 対アウロラ ソーレ88。
ソーレだってそれほど小さいペンではないんですけどね。
キャップが尻軸までしか挿せないので、超ロングな全長になります。



その2 ペリカンM800と比較。ピストンフィリング圧勝。



その3 最後にツイスビーダイヤモンド580ALと比較。
長さではダイヤモンド580の勝ち。こちらも尻軸までしかキャップが入らないので
相当な長さになります。
(ダイヤモンド580ALはキャップポストしていると、使っているうちに
 吸収機構が回ってしまうので基本キャップポストできません)

デルタ ドルチェビータ ピストンフィリング。
今となっては狙って購入できるものでもないので、大事に使おうと思ってます。







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最終更新日  2019年06月21日 16時38分30秒
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