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カテゴリ:万年筆
万年筆日記 36日目 <アウロラ エウロパ / Aurora Europa>
久々の万年筆日記ですね。さて、36本目の万年筆はアウロラ社製エウロパです。 万年筆の紹介の前にまずはエウロパを含む大陸シリーズの説明を少々。 大陸シリーズには全部で5種類の軸があります。 第一弾 2003年 アフリカ 第二弾 2005年 エイシア(アジア) 第三弾 2007年 エウロパ(ヨーロッパ) 第四弾 2011年 アメリカ 第五弾 2014年 オセアニア キングダムノートさんの解説ページが分かりやすいので リンクを貼っておきます。 最近の海シリーズとは違い、数年に1種類販売されるという 超スローペースなシリーズだった上、定価がどんどん上がっていく コレクター泣かせの少々困ったアイテムだったようです。 この中だとアフリカとエイシアは人気があるようですね。 中古ショップ界隈でも比較的よく見かけます。 今回僕が選んだのはエウロパ。落ち着いた色使いのグレー軸です。 中古での購入でしたが、軸の模様が気に入ったので即断しました。 大陸シリーズは特に模様の個体差が大きいので 購入する際は現物か画像で確認"必須"レベルです。 それでは軸の画像紹介です。 まずは全景。キャップをよく見ると分かるのですが、 半透明なので首軸の黒い樹脂が透けています。 ベースはオプティマなのでサイズ感は文句なし。非常に持ちやすいし書きやすい。 大陸シリーズはキャップエンドの彫刻が凝ってまして・・・ AURORAの刻印↓ 汽車↓ 工場↓が彫られています。 つまるところヨーロッパの産業革命を表しているわけですね。 そして、この黒縞の混ざり方。大胆であっても派手過ぎず嫌みが無い。 うっとり見入ってしまう素晴らしい個体です。 また、画像で見ると分かりにくいのですが、グレーの部分はパールが入っていて 煌めきがあります。さすがアウロラ、さすがイタリアというところでしょうか。 キャップをポストした状態。サイズ感はオプティマと同じ。 キャップの先端には5種類の軸にそれぞれ合わせた飾りが付いています。 エウロパは青い飾りが。 ニブは限定品用の18Kタイプが付いています。 最後に試し書きを。この軸の字幅はFですが、 すでに持っている88ソーレとは全く異なる書き心地。 いわゆるアウロラらしいサリサリ感が無くて、しっとりスラスラ書けます。 一度ペンクリニックで確認してもらったのですが、やはり研がれているそうです。 ただそれがダメなわけでななく、むしろ絶妙な書き心地が気に入ってしまいました。 インクはモンテベルデのホライズンブルー。スッキリとした青色が欲しかったので 王国で購入してきました。色の濃淡はあまり出ないですがこれまたお気に入りの色です。 さてさて、アウロラ エウロパの紹介いかがでしたでしょうか。 アウロラの限定品の中では比較的入手しやすい軸ですので 気に入った模様があればぜひどうぞ。 ではでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月17日 20時31分14秒
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