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カテゴリ:万年筆
万年筆日記 38日目 <レオナルド モーメントゼロ ブラック&オレンジ / Leonardo Momento-Zero Orange> そろそろ40本に到達しますね。 普段使用する軸なんて数本なんですけど、気が付いたらこんなことに。 沼って本当におそろしい。 さて、本題です。 イタリア デルタ社の廃業後、関係者が立ち上げた新しいメーカー、レオナルド。 本名は"LEONARDO OFFICINA ITALIANA"と言いますが、長いのでここでは 一言でレオナルドと呼ぶことにしましょう。 レオナルドの万年筆を最初に見たのは2019年3月に開催された 世界の万年筆展でした。日本橋の丸善でやっているイベントですね。 (ちなみに、20年の歴史があった高島屋の万年筆祭は2019年を最後に閉祭。 丸善の万年筆展は2020年3月開催予定でしたがコロナ騒動で中止。 今年は万年筆ファンにとって苦難の年になりました・・・) 話を戻しますと、2019年の万年筆展で見た時に その鮮やかな外観に"きれいだなぁ~"と一目ぼれしたのでありました。 確かその時はフローレというモデルだったと思います。 その後、日本へ正規輸入された軸はステンニブには銀トリムのみ。 本国では存在しているステンニブ+金トリムのモデルが入荷しませんでした。 レオナルドの売りである軟調ステンニブを金トリムで販売してしまうと 金ペンは全く売れないでしょうから、取り扱いモデルに制限が 入ったのだと思います。これは残念。 そんなこともありなかなか入手にまで至りませんでした。 ところが、某Webサイトを見ていた時に個人輸入物で気になる軸が!? それが今回入手に至ったモーメントゼロです。 前置きが長くなりましたが・・・どーんと画像を。 本当のカラー名称は分かりませんのでブラック&オレンジと呼びます。 金トリムに黒キャップ、軸はオレンジのマーブル。 ・・・そうです、この色使いはデルタのドルチェヴィータそのもの。 手持ちのドルチェヴィータと並べてみてもオレンジレジンの違いが分からないくらい。 ホントそっくり。 ニブは標準品のステンレス、ハーモニックニブ。 鉄ペンとは思えないようなフワフワな書き心地が味わえる ちまたでウワサのニブですね。 字幅はFなのですが、インクフローが良いこととニブが柔らかいこともあり 国産で言うとM程度の太さになります。 簡単にばらせるところをばらしてみると、 イタリアの新興メーカーらしく随所にこだわりが。 コンバータひとつとってみても、ゴールドトリムで高級感のある作り。 レーザーでロゴマークが彫られています。 尻軸の黒いキャップを外せば、そこにはコンバーターの先端が顔を出しています。 つまり吸入式のようにインクを吸えるという遊び心。 この軸は海外専門店がオーダーした250本の限定軸でトリムや艶有無で 数種類バージョンがある中の1本。シリアルが彫られています。 ボディサイズは大きめ(長め)ですかね。レオナルドの中では小柄な軸なんですけど。 とはいっても軽量ですので手の小さい方でも普通に取り廻せると思います。 ちょっとキャップの嵌合が甘いらしく、インクが煮詰まりやすい所もデルタみたい。 そこは真似しなくていいのに・・・と思いつつ イタリアの万年筆なんて多少の欠点があるくらいが丁度良いですね。 ココがイイ: ・何と言ってもこの見た目。マーブル模様のレジンは美しい。 ココがイマイチ: ・キャップの嵌合はやはり気になる。(個体差かも) ・まだまだ認知度が低くて取り扱い店が少ない。 以上、レオナルド モーメントゼロの紹介でした!
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最終更新日
2020年03月24日 13時35分10秒
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