モンキシロシャチホコ
本日ご紹介するのは「モンキシロシャチホコ」。本種は、やや標高高めの山地に生息するシャチホコガの一種で、成虫は夏に出現します。漢字では「紋黄白鯱」と書き、その名の通り地色では白色ですが、翅に入る紋は黄色というよりオレンジ色に近く、更に黒い紋も付いてきます。また、胸部には、フサフサした黄褐色の毛が生えており、これもゴージャス感を微妙に醸し出しています。割と地味目な子が多いシャチホコガの仲間の中では結構美麗種の類に入ると思っており、初めて尾瀬で見かけて以来、推している蛾の一つです。なお、幼虫はいわゆる「カンバ食い」と呼ばれるものの一つで、シラカンバやダケカンバ、ミズメ等の葉を餌にしているほか、ナナカマド等の葉も食べたりします。写真の個体は、2匹でダンスを踊っているように見えますが、実は夜間に交尾中の個体で、暗闇にぼんやり映し出された姿がなかなかのものでした。モンキシロシャチホコ Leucodonta bicoloria 鱗翅目シャチホコガ科 2007年5月27日 長野県長野市戸隠 戸隠森林公園