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カテゴリ:今日の生き物
漢字で書くと「日本栗鼠」。
別名ホンドリスとも呼ばれる日本固有種で、本州から九州にかけて分布しています。但し、悲しいことに九州ではほぼ絶滅したといわれており、中国地方でもほとんど見られなくなってしまいました。 低山帯を中心に、平地から亜高山帯までの森林に生息しています。 主に樹上で生活していますが、地上に降りて走っている姿を見かけることもあります。 植物の種子や果実、若葉を餌にするほか、キノコや昆虫、小鳥の卵まで食べてしまうことがあります。ちなみに、松ぼっくりもよく食べますが、食べた後の食痕がエビフライにそっくりで、初めて見た時は何ともいえず感動したことを今でも覚えています。 頭胴長16~22cm、尾長13~17cm、体重250~310gで、体色は夏毛と冬毛の色が異なり、冬は褐色や灰色を帯びたような褐色で、夏は茶色や赤色を帯びたような褐色になります。腹面は喉から下が白色なので、腹面がベージュや黄土色のタイワンリスと区別することができます。 繁殖期は2~3月と5~6月頃に見られ、年に1回か2回繁殖します。妊娠期間は40日程で、1産2~6仔を出産し、子どもは2ヵ月程の授乳期間があります。 なお、本種は樹上に木の枝や樹皮で球状の巣を造りますが、実物を見ると、本当に枝がとげとげ突き出したようなサッカーボール位の大きさの丸い塊でわかりやすいです。 ニホンリス Sciurus lis 齧歯目(ネズミ目)リス科 2020年1月26日(井の頭自然文化園飼育個体) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 29, 2020 10:56:29 PM
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