2020/02/21(金)23:20
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ
セイタカアワダチソウという植物につく、ヒゲ(触角)の長いアブラムシ。
区切り方を間違えると何がなんやらといった感じの名前ですが、わかってみると全くそのまんまの命名です。
そもそも、アブラムシの多くが寄生する相手に特異的であり、同定する際も、ついている植物がわかるとかなり絞れて楽ができます。
本種は、その名前の通りセイタカアワダチソウに寄生する外来昆虫ですが、セイタカアワダチソウ自体が北アメリカ原産の帰化植物であり、植物が日本に入った際に、植物についていた本種も一緒に渡来したと考えられます。
体長約2.5mmの小さな昆虫で、体は鮮やかな朱色をしています。一方、触角や角状管は黒色をしています。
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ Uroleucon nigrotuberculatum 2016年6月12日 東京都調布市染地