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テーマ:調布市の生物(166)
カテゴリ:今日の生き物
身体や脚が細長く全体に白色を帯び、暗所に生息することが、「幽霊」を連想させるためユウレイグモと呼ばれます。
その中でも本種は、主として家屋内に生息しているため「家幽霊蜘蛛」と名付けられました。 本種の成体は、一年中見られ、天井や壁の隅などに網を張ってコバエなどを捕食する益虫です。 しかし、この網がいわゆる不規則網とよばれるボロ網であり、コバエやチャタテムシ、ダニなど微小な虫の天敵であるにもかかわらず、これらの死体やほこりがつくため不快がられた挙句、スス払いの対象になってしまうというちょっとかわいそうなクモです。 なお、産卵期は6〜8月で、成体は30〜40個の卵を糸でくるんだ卵嚢を口に加えて保護する習性があります。 体長は8~10mm程度ですが、脚が長いため、全体として大きなクモという印象があります。 蛇足ながら、英語ではザトウムシと一緒くたに「daddy long-legs(あしながおじさん)」と呼ばれています。 イエユウレイグモ Pholcus phalangioides クモ目ユウレイグモ科 2017年2月12日 東京都調布市染地2丁目 調布市多摩川自然情報館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 20, 2020 10:17:39 PM
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