テーマ:今日のこと★☆(94786)
カテゴリ:中国古典
綸言、汗の如し 「綸言如汗」『礼記』 「綸言」とは、天子のことばである。 それは汗のようなものだという。 汗というのは、いちど自分の体から出てしまうと、二度ともどってこない。 それと同じように、天子のことばも、いちど自分の口から出てしまうと、もはや取り消しがきかない。 だから、トップ(天子)はくれぐれも発言を慎重にしなければならないというのが、「綸言、汗の如し」の意味である。 これは何もトップに限ったことではない。 平社員から課長、課長から部長、重役と地位が上がっていくにつれて、発言の重みがちがってくる。 だから、発言はいっそう慎重にしなければならないのだという。 一般にリーダーというのは、主張すべきときには断固として主張しなければならない。 それくらいのことができないようではリーダー失格である。 だが、ぺらぺらまくしたててやたら失言取り消しをやっているようでは、これまたリーダー失格と言ってよい。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より
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January 24, 2022 07:31:40 PM
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