2016/10/11(火)19:04
甲斐バンド、ラストツアーを駆け抜ける ~武蔵村山市民会館~
甲斐バンドは今、最後の全国ツアーの真っ最中です。
1986年に解散し、その後何度か
期間限定で再結成して活動を続けてきた甲斐バンドですが
バンドとしての全国ツアーはこれが最後。
このブログでも書きましたが
私はツアーの初日、10月4日の
大宮ソニックシティーのライブに行って来ました。
今までだったら一つのツアーの中で
1日しか行ってませんでしたが
今回は最後ということもあり
チケットがまだ残っているということもあったので
武蔵村山市の市民会館でのライブに
行って来ました。
武蔵村山市?
はっきり言ってほとんど聞いたことがない地名です。
東京都の西のはずれの街なんですが
行き方を調べたら立川駅からバスで30分。
しかし.......
帰りのバスを調べたら朝の8時台と9時台しかありません。
これじゃ帰れない~。
ということで車で行きました。
車で行くと圏央道青梅インターから
そう遠くはなかったので難なく行けましたが
車でライブやコンサートに行ったのは
これが初めて~。
前回と同じくオープニングには
今は亡き、甲斐バンドのリードギター、
大森信和さん作曲の「25時の追跡」が
大森さんの演奏で流れます。
姿はなくても大森さんも一緒にここにいるんだ、っていう想いで
甲斐さんや他のメンバーはいるんだと思います。
このメロディーが流れると涙がとまらなくなります。
昔、ベースギターの長岡和弘さんが
体調の不良で甲斐バンドを辞めたときも
あるライブでステージの一隅を指差し、
「ほら、見えるだろう、ベースギター長岡和弘。」と
言ったこともあります。
あの時も甲斐さんは
「甲斐バンド」のベースは一人だけ。
新しいメンバーは入れない。」
と言って
その後の活動は正式なベースギターは入れず
サポートメンバーがベースを弾いてきました。
いろんな想いがこもったラストツアーの演奏。
会場は40代、50代の人たちの
熱い熱気で包まれていました。
私もそうですが
みんな30年前の甲斐バンドのライブを見てるときと
気分は全然変わらないんだと思います。
甲斐さんたちも変わらないし
私たちも高校生のときに甲斐さんのステージを見たときと
感じるものは同じのような気がします。
作家の江國香織さんが
甲斐さんのことを
「“身一つで音楽をやっている。”という感じがカッコイイ」、と
評したことがありますが なんだかわかる気がします。
“カッコイイ”と言ってしまえばミーハーな気がしますが
“カッコイイ”としか言いようがない。
ツアーファイナルは2月7日、日本武道館。
’86年の解散のときも最後は5日間連続武道館でした。
プレミアムボックスシートで
最後の甲斐バンドを堪能したいと思います。