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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

D&C-予約・問診・手術

1/3/06 予約
お正月明けにさっそく産婦人科へ電話する。手術日は1月6日の午後に決まった。
ところが、糖尿病だからということで、事前に手術前のコンサルテーションに来い、と言われる。
あわてて義母にルナを預かってもらうよう手配する。義母がいなかったらどんなにか大変だっただろう。本当にありがたい。

1/4/06 問診
通常は電話で済ませるコンサルテーションらしいが、私は糖尿病があるからということで、わざわざ出向いて質問を受ける。
要は、薬の種類だとか、いつ注射を打っているかとか、そういうことを確認したかったらしいのだが。
やたらと待たされて、ぐったり疲れた。

1/6 D&C手術
手術は午後の早い時間のはずだったのに、当日の朝早く担当医から電話がかかってきて、手術室が空きそうだからすぐに来いと言われ、あわてて身支度をして私1人でとりあえず病院に向かう。ダンナはルナを保育園に預けてから合流。
手術用のスモックに着替え、ストレッチャーの上に横になって、点滴を打たれながら待機。途中、合意書へのサインなど、担当医や麻酔医などが入れ替わり立ち代わりやって来て慌しい。大病院の宿命ではあるけれど、すべてが分業化されていて、今回のようなわずか20分ほどの手術のためにも、延べ10人ぐらいの人が関わる。私は持病もあるし、ここで入院・出産した経験もあるし、病院のそうした雰囲気にすでに馴れていて、点滴を打ってくれた看護婦さんと世間話をするぐらいだったが(笑)、これがはじめての妊娠で、これまで特に病院に縁もなくて、流産して同じような経験をするハメになって、しかも海外で言葉の壁もあったら、本当に本当に心細いのではないかと思う
。手術が始まる前にちょっと1人になる時間があって、お腹に手を当てて「赤ちゃんバイバイ」と言ったら、涙が出てきた。この状況に終止符を打てることにホッとする気持ちの方が正直言って大きかったけれど、いざ、この赤ちゃんが自分の身体から離れてしまうと思うと、残念で、寂しかった。輪廻だとか、そう言ったことは信じないけれど、「またね」と話しかけた。後から駆けつけたダンナも、私のお腹にキスをして、別れを告げた。
軽い麻酔を打たれ、手術中は意識がなく、手術はあっという間に終わった。その後もすぐに回復して、昼過ぎには病院を後にすることができた。中途半端な妊娠の不快症状は消えて、不謹慎かもしれないが、スッキリした感じ。ステーキハウスで盛大にランチを食べ、巨大アイスクリームでしめた(笑)。思ったとおり、帝王切開の経過後に比べたら、これは本当に「ヘのかっぱ」のようなもんである。
赤ちゃんがいなくなってしまったのは寂しいが、これで良かったと思うことにしよう。


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