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2006.02.17
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カテゴリ:育児
朝起きたら滋賀県で幼児2人が惨殺されたというニュースをネットで読み、いったい何で幼児2人だけで外を歩いていたのだろう、親はどこに行ったのだ、と疑問に思っていたら、数時間後に犯人が逮捕されたというニュースになり、犯人は同じ幼稚園に通う母親で、自分の子供とその幼児たち2人を車で幼稚園まで送る途中だったと言う。
どんな経緯があったにせよ、何の罪もない幼い2人の命を、メッタ刺しという残忍な形で奪うことは絶対に許されるものではない。

でも、母親となった今では、子供を持つ前のように、母親を一方的に責める気持ちにはなれない、というのも正直な気持ちだ。なぜこんなことをやったのか、というより、なぜこんなことになる前に防ぐ手立てがなかったのか・・・という風に思ってしまう。小さな子供を育てている親だったら、こういう残忍な行為をしないにしても、こうした状態に至る寸前の、前後見境いがつかなくなって爆発してしまいそうなストレスを感じたことは何度もあるはずだ。
小さな子供を育てていればイライラすることは日常茶飯事で、それを回避したり解決したりする方法が上手く行く時もあれば、行かないときもある。イライラが高じて子供に思わず当たってしまうこともある。正直に告白すれば、私だって、ついさっき、朝から何につけてもぐずぐずと言うことを聞かず、最後にはオムツをつけたがらないルナに逆上して思わず紙オムツを投げつけてしまった。今週は仕事が急に立て続けに入って、私も、それに付き合わされたルナも疲れているのかもしれない。ダンナも私も疲労の限界に達している。

たとえ紙オムツだって、自分のイライラをこんな形でぶつけてしまったんじゃ、まるで2歳児のルナと同じレベルである。親として恥ずべき行為である。でも、まだ私はこの程度で済んだのだ。ただ、これが、この母親とどれだけ違うのか・・・もしかしたら紙一重の差なんじゃないだろうか。

核家族化が進み、現代の親達は非常に孤独な環境で子供を育てている。私は夫もいるし、義母もいるし、子育て中の友人だっている。それでも、ルナと2人で家の中で過ごしていると、たまらなく孤独に襲われることがある。友人に会って話をすることだって、近所に住んでいるわけではないから思い立ったらすぐ・・・というわけにも行かない。とにかく、子育てに伴うストレスや不安や孤独感を解消するには、かなりのエネルギーと工夫がいるのだ。

この母親には、そういった環境も工夫する手段もなかったのかもしれない。あるいは、そういった心の余裕さえ持てない状態まで行ってしまったのかもしれない。何とつらい、悲しい事件なのだろう。

犠牲となった幼い命の冥福を心から祈りたい。






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最終更新日  2006.02.18 00:38:22
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