トルコの乗り合いタクシー・ドルムシュトルコといえば、交通費が安かったけど、とても便利な交通機関がいくつかあった。まあ、安いといっても日本円が強いからであって、現地の人からしたら結構高い金額だなーとは思ったけれど。 なにせものすごいインフレだったから、毎月あるいは2ヶ月おきのように船代、バス代、乗り合いタクシー代なんかが少しずつ上がっていた。 当然そんなに現地の人のお給料があがる筈も無いので、本当に大変だろうなーって思っていた。 船がボスフォラス海峡をビューーんとひとっ飛びに移動してくれるのは、以前書いたが(かなり前になりました^^;)、あれは本当に気持ちがよかった。青い海沿いをゆったり行く船はゆったりと(これは安いほうの大きな船)、早い快速船はかなり遠い空港の近くまで短時間でアジアサイドから移動できるのだ。陸地からだとかなり大回りになるし、ボスフォラス海峡に渡っている橋が二つしかないので、どうしても道が混んでしまい時間が掛かる。 韓国でも漢江を隔てて江南サイドと江北サイドがあるが、それをバスと地下鉄で結構大回りするから、船でびゅーーんと移動できたらすごい早いのになあと思うことがある。 車なら、橋がたくさん掛かっているので、目的地まですぐだけど、やはりバスは自分の行きたいようにはいけない。結構大回りになったりする。 それで、今回の便利な乗り物というのは、ドルムシュ(dormusu、Sの下には髭がついて、シュという発音になる)という黄色い乗り合いタクシー。 8人乗り位のバンだ。 運転手さんが1人いて、出発地点でもかなりの人が並んで待ってたりする。 そこで全員が乗ってしまえば、すぐには次の客は乗れないが、全員乗らないでも出発することがある。 そして、一定料金を払うんだけど、普通のタクシーよりかは断然安い値段。バスよりかはちょっと高いかなって感じ。だけど、目的地・・例えばアジアサイドのモダからヨーロッパサイドのベシキタシやタキシムっていうところには、すごく早く着くことが出来る。実は船を使ってバスに乗り換えるより早いのだ。 そして、その通過点で、自分が降りたいときに着たら、 「Burada inmek istiyorum. (ブラダ インメッキ イスティヨルムーここで降りたいです)」や 「 Brada ineceim.(ブラダ イネジェイムーここで降ります)」 って運転手さんに聞こえるように伝えると車を寄せてくれる。 *もうはるか昔の滞在記なので、ちょっとトルコ語のスペルには自信がありませーん。(汗) そして、降りるときは自分で扉をえいこらっしょっと思いっきり開けるんですよー。 たまに扉近くに座ってる人がジェントルマンだったりすると開けてくれます。 (は、もしかして、これは私がいっつもジーパンにトレーナーみたいな男の子っぽい格好だったから皆あまり開けてくれなかったのかな?聖子ちゃんみたいなブリブリファッションだったら、皆こぞって開けてくれてたかも(爆)) そうして降りていくと、空席ができますね。すると通り道にまた乗りたい人が人差し指を立てて待っているわけです。この黄色い大型バンを見るとドルムシュなので、どこでも見かけたら人差し指を立てて「乗ります!」と意思表示をします。(中指は立ててはいけません。。というか、トルコでは中指って何かわからないかな?) すると、すーーっと道に寄せて止まってくれますので、また乗る人が、よいこらっしょっとあの重い横開きの扉を自分で開けて、乗ったら閉めて座るんですよ! ちなみに韓国ではタクシーとかバスを止めるとき、手のひらを水平にしてひらひらさせないといけないんですよね。まあ、手を振っても分かってくれるとは思いますが。国によって車の止め方って違ってるから面白いです。 そうそう、トルコでは例えば、レストランとかでボーイさんを呼ぶときなども人差し指を立ててじっと見れば遠くからでも来てくれるんですよ。 そうして、いろんな人が乗ったり降りたりして目的地まで到着します。 韓国でもあったらいいのになー。 |