メルハバ!トルコの思い出と韓国滞在記♪

2020/11/12(木)03:45

ウェーアムマウル(忠清道) 1

観光ガイド資料(302)

11月7日(土)~8日(日)に忠清道の温陽温泉方面に行ってきました。 目指すはウェーアムマウル。 忠清道には、温陽温泉、牙山温泉、道高温泉があるんですが、この3つが割と近いところにあるんですね。便利です。 そして、観光通訳士の勉強をしていたときに、安東マウル、良洞(ヤンドン)マウルなどの実際に人が住んでいる韓屋村があるんですが、忠清道のウェーアムマウルがあることを知り、写真を見るととても素敵だなあと思っていて、行きたいなーと思ってもう4年になります。 なかなか行けなかったんですが、今回、娘に「中間試験が終わったら行ってみる?」というと、「行きたい~!!」とのことで、決定。 バスで行こうかと思ったんですが、家から高速バスターミナルまでがかなり遠いので、電車で行くことにーー。ずーっと座っていけました。 まあ、時間はかなりかかったけど。 温陽温泉まで電車で行って、そこからバスで。 バスを降りてしばらく歩くと、 こんな感じ~~。 まるで、朝鮮時代に来たような眺め。わ~~。 娘とすごーーい、ドラマみたいだ~と感嘆。(笑) 川があって、橋を渡るとそこはウェーアムマウル~~。漢字で書くと外岩村です。 朝鮮時代にここに住んでいた人たちの後孫たちが住んでいるんだそうです。 もちろん後から、引っ越してきた人たちもおられるとは思いますが。 見て回りながら、いいなあ、ここに住みたいなあ。別荘があったらいいなとも思ったり。 とても素敵な村落です。 重要民俗資料第236号に指定されています。 元々はいろんな氏族がすんでいたんですが、明宗王(1545~1567)の時、礼安(イェアン)李氏が移り住み、その子孫が繁栄したんだそうです。 後に、たくさんの学者や科挙合格者を輩出するのですが、中でも儒教の性理学者であるウェアム李ガン先生が住まれ、広く知られるようになり、村の名前も先生の名前にちなんでウェアムマウルとなりました。 もともとのウェアムはもっと難しい字です。 (歩くヨナちゃん。。) 瓦の家よりも藁ぶきの家が多いです。入り口に解説者の方がおられたので、お願いして少し説明していただきました。 この藁ぶきは色が違ってるところがありますが、新しい色のところは今年変えたところです。 「あれを変えるのは、結構高いでしょう?」と聞くと、国が援助してお金を出してくれているそうです。 この村の維持は国が管理してくれているんだそうです。北村と同じような感じですね。 雪華山(ソルファ山)の渓谷から流れ出る水を引いてきて、家々の周りに水路を作って回っています。 そういう科学的には優れた村だなという印象を受けました。 高価な両班の家には、その水を庭に引き、池を作っていました。 村の中には総6.3Kmの自然石の石垣が保存されていて、石垣で連なった路地が続くのが特色の古風な村で、その風景が美しいです。 この石垣がとても興味があったんです。 どうやって作っているのか、解説士の人に質問すると、大きい石、小さい石を並べ合わせただけなんだそうです。間にセメントのような役割の泥を塗ったりということもなく、ずっと崩れずにあるという。 すごいですね。ただ新しく作った石垣もあるので、回りながら見ていると、朝鮮時代のものかどうかがわかるとのことでした。

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